コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
さぁ、今日は登校日である
学校に行こうか
トボトボ、、、
shp「はぁ、、、」
いつもの通学路
記憶を思い出してから
世界に彩りが増えた気がした
実際には増えたのだろう
だとしても、あの人達がいないことで、
どうしても今日がつまらなくなる
幸せに、笑っている人が、羨ましい
自分には本当に笑い会える人達と
まだ会えていないのに
shp「?」
俺は今、なにを考えていたんだっけ?
どうでもいいや
それよりも、雄英高校についてだが、
勉強方面では問題ないだろう
個性は常時発動型だから
覚えたくないことも覚えてしまうのが難点なのだが、、、
ジジッ
「お前の目紫色じゃん!うわー!悪魔だ!」
うるさい
「お前なんかだれももとめてないんだよ!」
しってる
「何でもできるなんてキモっw」
ダ マ レ !!!
俺のことを知っているのはあの人達だけでいい
他の人なんか知らない
たとえ誰に嫌われようが
あの人達が嫌ってないならそれでいい
あの人たちを見つけられないなら
キーンコーンカーンコーン
shp「あ、」
長いこと考えていたようだ
目の前は教室
授業はめんどくさい
寝てしまおう
ジジッ
ここはどこだ?
??「ここはアンタの心の中っすよ」
誰だ?
??「そんなん決まってるでしょ?」
shp悪「アンタの憎悪ですよ」
俺の憎悪?
shp悪「そうっすよあんたが表に出せないことを具現化した憎悪の塊」
shp悪「それがワイ」
shp悪「なんでアンタは苦しいのに周りを殺さないんすか?」
それはあの人達が俺がヒーローになることを望んだから
人を殺したらなれないでしょ?
shp悪「直接言われてないでしょ?それに探すなら同じヴィランになったほうがいいじゃないっすか」
shp悪「アンタがしたくないなら主導権を渡してくださいワイがやりますから」
shp悪「だって勇気が出ないからやらないんでしょ?俺に任せればいい」
うるさい、あの人達はそんなこと望んでない!その口を閉じろや
ザシュッ
shp悪「ほら、殺せるじゃないっすか」
shp悪「まぁ、苦しくなったら俺がやってあげますよ 」
shp悪「時間なんで、現実戻ってください」
まッ!
キーンコーンカーンコーン
話したいことはまだあったのに
帰ってしまおう
一人になりたい
そんな気分だ
ザワザワ
shp「?」
何かあったのだろうか
騒がしい
野次馬精神がうずく
そこには一人の男の子が
液体状のヴィランに捕まっていて
抵抗しているところだった
shp「ああ、相性が悪いから助けないんすねご愁傷さまっすわ」
だからヒーローは嫌いなんだ
相性が悪ければ人任せ
だからといって俺は助けないけど
瞬間視界の端に緑が映る
?「ー!」
?「ー?ーー!」
何かを話しているようだ
?「君が!助けを求める目をしていたから!」
アァ、マブシイナァ
眩しい、眩しすぎる
彼には攻撃系の個性ではないようだ
それなのに
助けを求める目をしていたから?
たったそれだけで
救助に向かった?
俺のことも、助けてくれるのだろうか?
あの人達がいたから、俺は精神を保っていられる
逆に、俺は
“あの人達がいなければ壊れてしまう”
幸せな人を見るたびに、
苦しくなる
何故俺は違うんだろう?
余計に苦しくなった心を抑えて
走ってその場から
逃げ出した
俺はいつもそうだ
いつも逃げてしまう
あのときもそうだった
あのとき俺が逃げなければよかったのに
そこまで考えた俺は、
いつの間にか帰っていた家の部屋で
意識をおとした
明日にはこの苦しみを忘れているのだろうと
期待しながら