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イフ視点
普段通り、屋上に行こうとした。
ガチャッ
あれ?普段は鍵がかかってるのに今日は開いている、、、誰か人がいるのか?
扉を開けた瞬間、目を奪われた。
その場に固まってしまった。
そこには、誰よりも美しい人がいたのだ。
いや、一瞬人かもわからなかった。
今まで見たこともないような美しい髪。
澄んだサファイアのような瞳。
そう、まるで空を体現したかのような人がそこにいたのだ。
天使がこの世に舞い降りたのかとすら思った。
俺は一瞬でこの人に心を奪われたのだ。
この人について知りたい。
そうだ、この人は泣いていたのだ。
この人が全てに疲れていた時に出会ったからこそ、この世の人でないように見えたのかもしれない。なにはともあれ、本当に美しかった。
泣いているのに、死のうとしていた。
俺は心を奪われていたから。死なないで欲しかったから、自殺を止めた。なぜ、泣いているのに。心は死にたくないと言っているのに死のうとしているのか。
ただ、俺はそんなことを言える立場ではなかった。こんなこと言われても俺なら聞かない。
でも、この時この人は“愛”が欲しかったんだと思う。誰からも愛されない。必要とされない。
自分の存在価値がわからない。とにかくいなくなりたい。ほっておいてほしい。詳しい過去はわからないが、ずっとずっと積み重なってきた心の号哭がその時たまたま溢れたのだろう。
我慢できなくなった。
そんな時にたまたま出会ったのが俺だった。
ただそれだけの関係。
偶然が積み重なってできた関係。
俺は、それだけでは嫌だった。
だから、声をかけたんだ。
この時の俺はまだ知らない、生涯で一等大切な人になる人に。そう、
神様と同じ名前を持つのに、神に嫌われた。
いや、世界に嫌われた
ほとけに。
更新遅くなってすいません、、、!
ちょっと迷走中です、、、
思い立ったが吉日精神なもので、、、
文中に出てくる号哭は、「声をあげて泣き叫ぶ」という意味です!
ここまで読んでくださってありがとうございました。よかったら♡、フォローお願いします!それでは、おつさくらっ🌸!