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🫧想美🎐🍏
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#イケメン
蒼乃 月
31
次の日。
蓮は朝から機嫌悪かった。
「お前顔終わってる」
友達が笑いながら言う。
「うるさ」
机に突っ伏したまま返す。
昨日から、ひまりが全然頭から離れない。
あの少し引いた目とか、 距離置くみたいな話し方とか。
今までなら別に気にしなかった。
嫌われても、“まぁいっか”で終わり。
なのに今回は違う。
自分でも意味わかんないくらい。
昼休み。
蓮はいつもみたいにひまりの教室に行った。
でも ひまりは友達と話してる。
蓮に気づいても、昨日みたいに少し困った顔するだけ。
「……ひまり」
名前呼ぶ。
「うわきた笑」
美咲がそう呟くと、 周りが少し静かになる。
ひまりは振り返った。
「なに?」
前より壁ある。
蓮はそれが気に入らない。
「今日一緒に…」
「予定ある」
即答。
蓮は少し眉寄せる。
「最近冷たくね」
ひまりは少し困った顔した。
「そうかな」
「うん」
数秒沈黙。
周りの友達たちも空気読んで黙ってる。
ひまりは視線少し逸らして、
「神崎くんって、誰にでも優しいんだね」
って小さく言った。
言葉が止まる。
責める言い方じゃない。
でもその分刺さる。
「そんなこと」
「昨日の子、すごい泣いてたし」
ひまりは少し笑った。
無理やりみたいな笑顔。
「あの子大丈夫なのかな、心配」
その顔見た瞬間。
蓮は初めてちゃんと焦った。
今まで自分がしてきたこと。
期待させて、 好きにさせて、責任取らない。
そんなの普通だった。
でも。
ひまりに“そういう男”って思われるのが、こんなに嫌だと思わなかった。
「俺…」
珍しく言葉詰まる。
ひまりは静かに待ってる。
でも自分でも何言えばいいかわからない。
“違う”って言えない。
実際、違わないから。
裏では他の女と遊んでたし、キスもした。
でも。
ひまりには、そういうふうに見られたくなかった。
ひまりが先に笑った。
「じゃあわたし行くね」
そのままひまりは友達の方行く。
追いかけられなかった。
「終わったじゃん」
美咲が隣来る。
蓮は黙ったまま。
「だから言ったのに」
「うるせぇ」
イラついた声。
でも美咲は少し驚いた。
蓮がこんな顔するの珍しい。
今までなら、
“めんど“
で終わってた。
なのに今、完全に落ち込んでる。
「……本気じゃん」
美咲がぽつって言う。
蓮は何も返さない。
否定できなかった。
その沈黙で、美咲は全部わかってしまった。
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