テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「では、いきますよ!」ゲラルドが杖にエネルギーを流しこんだことで杖にはめ込まれた宝珠が光りました。それと共にユミトは戦闘態勢に入りました。(撃たれるまえに…!)ユミトは詠唱しているうちに攻撃を仕掛けるため、一直線にむかいました。しかしゲラルドの杖がチカッと一瞬光りました。「っ!」それに気づいたユミトは急ブレーキし瞬時に後ろへ飛びました。すると地面から氷の槍が出てきました。驚いていたところにゲラルドが笑って言いました。「おや、かわしましたか、初見殺しの技だったんですが」ユミトはこれは一筋縄ではいかないと思いました。まずどうやって攻めよう。ユミトは真剣に悩みました。しかしそのことで相手に隙を与えてしまいました。それを見逃すはずもなくゲラルドが攻撃を仕掛けました。「しまった!」ユミトは焦ってすぐ横によけました。それで少しバランスを崩して倒れたがすぐに体制を整えました。ゲラルドは次の攻撃を仕掛けました。茨を召喚し、ユミトに向かって棘を発射しました。ユミトはそれを次々とかわし共神石のエネルギーを剣に流し込みゲラルドに攻撃しました。ゲラルドそれをかわしましたかしかしユミトは手首を少し曲げて剣の刃の方向を変えました「っ!」ゲラルドは杖でその攻撃を防ぎました。振った直後に方向を変えたもののユミトの振りが大きかったのか、ゲラルドは後ろに少しはじかれました「やりますね…」ゲラルドは苦笑して言いました。「では、これはどうでしょうか」ゲラルドは共神石への共鳴を強くしました。すると風が現れました。すると風から小さな氷の粒が現れ、その氷の粒が次第に大きくなり気がついたら立派な氷の剣になりました。「さあ、耐えてみてください」ゲラルドが杖を構えると氷の剣も構えました。ユミトは警戒態勢に入りました。ゲラルドが杖を一振りすると氷の剣は一斉に動きました。ユミトが向かってきた一振りの剣をはじきました。剣は飛んでいきましたが風が剣を受け止めもう一度ユミトに突進しました。「っ⁉」ユミトは急いでその場から離れました。それからゲラルドが杖を振るだけで氷の剣はまるで意志を持っているかのようでした。「でた、ゲラルドのおはこ、氷剣の舞、あれ共鳴力が尽きるまで続くんだよねー」観戦場から見ていたジネヴラが言いました。「ゲラルドは普通の人よりも共鳴力がある、これは持久戦だな」アウレリオは言いました。「でもよー、ユミトは複合光属性で基本七属性全部だぜ?なら炎を使ってしまえばいいんじゃないか?」バルドが疑問に思ったことを口にしました。「それも一理あるがユミトは共神石と共鳴して間もない、それに比べ先に共神石と共鳴しているゲラルドのは応用が利く、そこを懸念しているんじゃないか?」アウレリオはバルドの疑問に答えました。「なるほどなー」バルドは飛び回る氷の剣に奮闘しているユミトを見て言いました。ユミトは氷の剣をかわしながら突破口を探していました。(どうしよう、氷には炎が有効なんだろうけど、共鳴力が足りるかどうか)ユミトはそろそろかわしきるのに限界を感じていました。ユミトは思考を巡らせました「…!」ある一つの方法を思いつきました。しかしそれはユミトにはリスクでした。(…やるしかない!)ユミトは決断しました。「ーー」「…?」ゲラルドはユミトの口が動いたことに反応しましたが何を言っているかはわかりませんでした。その瞬間ユミトはゲラルドはに向かって走り出しました。(突進ですか)ゲラルドはそう思い杖を振り全ての氷の剣をユミトに攻撃させました。するとユミトの共神石が赤色に光りました。そのとたん、ユミトの剣が炎をまといました。その瞬間ユミトは一回転をし剣を一掃しました。「なっ!」ゲラルドは急いで氷の剣を生成しようとしましたが。ユミトは目前まで来ていました。ゲラルドは風を使いシールドを作りました。その瞬間ユミトは手を伸ばしました。その瞬間ユミトの共神石は紫色にも光りました。するとユミトの手から雷が飛びました、さらにユミトは炎をまとった剣を投げました。「!!!」ゲラルドは気づきました。ユミトの戦略に、しかしどうあがいても負けることには変わりないのです。「焦ってしまいました…」ゲラルドは苦笑して言いました。放たれた雷は風のシールドにあたり拡散を起こしました。するとユミトの投げた剣が来て風に当たると爆発を起こしました。「マジかよ!」バルドは驚きました。「雷で拡散を起こした後、炎をまとわせた剣を投げ過負荷を起こしたのか」アウレリオは分析していました。「でも、剣にまとわせた炎を維持しながら雷を放つなんて、一体どうやってやったの?」レミが言いました。「さあな、ユミトには何か策があったんだろう」
ユミトは少し慌てていました。「やばい、威力強すぎた…」青ざめながら見ていると、しばらくしてゲラルドが見えました。驚くことに無傷だったのです。「!?」ユミトは驚きました。「護身用に持っていたんですよ、身代わりを」そう言ってゲラルドは腕輪を見せて言いました。「それよりもすごい戦術ですね、やられましたよ」元気を取り戻しました。拍手をしました。「ありがとうございます」ユミトは喜んで言いました。「では、これで終わりにしましょう」そう言うと遠くの観戦場からバルドの声が聞こえました。「おーい、終わったんなら飯にしようぜー!聞きたいことはあとだ!」