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魔獣の森に向かった俺たちは、大狼を探して5時間が経過していた。
あるとき、ソーゴが首を傾げながら言った。
「主よ、やはり気配すら感じられないのですが」
「大丈夫だ、やつは今ずっとその場にとどまっている。もうすぐ会える 」
俺がそう言いきれるのは、俺が新しく習得したスキル[魔力感知D]があるからだ。
何時間も魔物を倒しながら捜索していており、レベルがかなり上がっていた。
そこでスキルで適したものはないかと探してみた。
それで[魔力感知]を習得したんだ。
「待て、ソーゴ。」
「正面から巨大な魔力がこっちに向かってくる」
俺の言葉でソーゴは武器を構えた。
「来るぞ!」
そのとき、ソーゴの剣と大狼の爪が打ち合い、大きな音が響き渡った。
[鑑定眼]
[ヴァイオレンス・ウォルフ
Lv 37HP 230 MP 320 残りSP 0
筋力 52 知力 7 耐久 46 俊敏 78 器用 12
スキル〜・森力吸収B ・身体加速C ・斬撃強化C
・ウッドアレストD ・木狼召喚D ・木壁D
・魔力エンチャントD ・魔力感知C]
[ヴァイオレンス・ウォルフ]、おそらくフォレスト・ウルフの突然変異体だろう。
ここまで散々フォレスト・ウルフは倒してきたが、レベルが違いすぎる。
すかさず俺は[マッド・スロー]を使ったが、あっさり破られてしまった。
[ヴァイオレンス・ウォルフ]は俺に向かってその巨大な腕を振り下ろした。