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目を覚ますといつもの天井が見えた
俺はいつ、ベットに入ったっけ?
最後は玄関に倒れ込んだ気がしたのに
ng「セラ夫……、起きましたか、」
srh「………、なんで?」
ng「あなた、玄関に血塗れで倒れていたんですよ?」
ng「運ぶのは大変だったんですから…」
srh「あっ……痛ッ」
ng「腕……動かさないほうがいいですよ…」
そう告げると彼は黙り込んでしまった、…
ng「……、なんでこんなに無茶したんですか……」
ng「毎回私は無茶するなと言っているでしょう」
無茶?そんなの……俺は……、してない
srh「無茶なんかしてない…」
srh「このぐらいの怪我でおれは死なないy…」
ng「死ぬんですよ!…人間は……」
ng「言ったでしょう…、そう安安と死なれたら困りますって…」
ng「あなたが強いのは間近で見た私がよく知ってます…それでも…、あなたは私と何も変わらない人間なんです」
ng「人は……、弱いんですよ…、」
ng「すぐに死んでしまいます。」
ng「命あってこその……今…ですから…」
ng「じゃあ……私は学校に行きます」
彼は静かに部屋を出てってしまった
パタンと扉が閉まると部屋はまるで空虚のようになっていく。
すぐに死ぬ………、か
そんなこと………俺にもわかるよ
しにたくない
死にたくないし 死にもしたくない
強くなければ死んでしまう
強くなければ守れない
俺は強い…
強くなければ…
守れないんだよッ
みんなも…
自分でさえも…
それは、…この身が一番強く知っている
彼が思う以上に
俺が今まで『友達』がいなかったのもきっとそうだ
失くなるのが怖いから
居なくなるのが嫌だから
守れないのが嫌いだから
俺はきっと前よりも弱くなったと自分でも思う。
じゃあ逆にもっと…強くなるにはどうしたらいい?
どうすれば失くさないですむ?
どうすれば居なくならいですむ?
どうすれば全て守りきれる?
どうすればッ
『 いらないよそんなもの』
ッ…いらない……?
『前までずっと一人だったんだから…』
でも…彼は?
そうだとしたら……彼はどうするの?
『壊しちゃえば?』
…………壊す……。?
『そうだよ…邪魔なものは全部そうするんだよ?』
『今までもそうやって人を殺してきたでしょ?』
………。
『何百人も……、何千人も…』
『今更何いい子ちゃんぶってんの?』
『人殺しは人殺しらしくしとけばいいのに』
『なぁ…』
『セラフ?』
『そう思うだろ?』
あぁ…、…そうだ…想い出した
そうだったんだ
お前はいつも俺のそばにいたのに…
そんなにも変わってしまってたんだな………、
アレス