水も無くなり揺れ出す視界に。
迫り狂う鬼(サツ)達の怒号に。
バカみたいにはしゃぎあい。
竜胆はナイフを取った。
「兄ちゃんがいたから…ここまで来れたんだ」
「おい、待て竜胆…」
「だからもういいよ」
「ナイフをおろせ!」
「もういいんだ」
「竜胆!!!」
「タヒぬのは俺一人でいいよッ!!」
そして竜胆は首を切った。赤い赤い、鮮血が舞い散る。
まるで何かの映画のワンシーンのようだった。
白昼夢を見ている気がした。
気づけば俺は捕まって。
竜胆だけはどこにも見つからなくって。
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続きがクソ楽しみ。()