テラーノベル
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…私のミスでした
私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況
結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……。
“あぁ…すまねぇ何言ってんのかさっぱ…”
今更図々しいですが、お願いします。先生。
“あのなぁ…俺は先生でもねぇし、まず人の話を…”
きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。
何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから…。
“はぁ…?なぁ頼むから説明してくれよ”
ですから……大事なのは経験ではなく、選択。
あなたにしかできない選択の数々。
“……選択…ね。それを俺に言われてもなぁ…”
……責任を負うものについて、話したことがありましたね。
あの時の私には分かりませんでしたが……今なら理解できます。
“なんの話だ?俺そんな話したことな”
大人としての、責任と義務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。それが意味する心添えも。
“なぁ俺の声聞こえてんのか?おーい?”
ですから、先生。”だから違”
私が信じられる大人である、あなたなら。
“……はぁ。こんな奴が信じれる?冗談きついぜ?ガキんちょ”
この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。だから先生……どうか。
“だから俺は”
コメント
1件
お?シリーズか?シリーズなのか?