初恋の涙

私は庶務に就き事務所職員に挨拶した。

ここにいなかった新木大輔さんはどこに就いてるのか…

パソコンを見つめた。

庶務の部長に聞きながら、

「え？パソコンないのか？」

「はい…すみません…」

佐藤さん新藤さんに操作の仕方教えてくれないか！

はーい

「佐藤歩美と言います宜しくねぇ」

「こちらこそお願いいたします笑っ」

「そうよ」

説明を受けた…丁寧に教えてくれた佐藤さんとランチ一緒にしましょう

はい…カバンの中にお握り一個入ってた…

二回を使い果たし。

彼女の首筋に赤くなってた虫かな…

チャーミングな声に誰かに似てた…

お昼間近に音楽配信された。

「出来た？由岐さんご飯に行きましょ」

「はいお陰様で順調です」

佐野～

新木さん何で総務部の星さんと行かないの？…

あれ新藤由岐…

知り合い？…

まあな…

「ご無沙汰しております。今日勤務に就きました宜しくお願いいたします！」

ええ！新木彼女か？

「違うって！知り合いの娘だろ！」

可愛い娘だな佐藤？お前

「何よ！新藤さんに手を出さないでよね！」

「この手どきなさいよ！」

イテッ叩かれた…

行こう新藤さん、

はい！…

新木大輔さんを振り返って見つめた私

今日１日過ごした。緊張感があって疲れた…

路線バスの中でウトウトしてた

…

放送がかかり誰かが押した。

私は立ってから降りた。

茜が先に帰ってる筈よ！

駆け出してた。

誰かがぶつかってきた。

バックを取られそうになり、

誰か～！助けて！！

口を抑えられた…

…お前な…死ねよ！

顔を見つめた…

萩原君…俊哉

嫌だって！離してよ！

相手は男の人の力では敵わなかった…

苦し…い

「お前の親のせいで家族がバラバラになったんだぞ！…」

南戸の父に言ってよ！茜も怪我したのよ！…

車が停まった。

おいそこの君？…

由岐…さんだ！

やめろ！

服が乱れてた。

新木さん捕まえてよ！私乱暴された…

走り出した萩原君が

私のバックを落として、

新木さんに捕まえられた…

携帯電話で警察に通報した私

誰か出てよ…

由岐ちゃん大丈夫？…

ブラウスのボタンが外れ下着が見えてた…

はい…もしもし？

《神木誰だ…》

東区の公園付近からですが…

親父さん…

ロングヘアーで顔が見えなかった…

蒼～出ろ！

神木の親父さん

切れたな…

パトカーが見えた

お嬢さん大丈夫ですか…

名前は？

あの人を捕まえてください！

私の容姿を見て気づいた。

君か？…乱暴したのか！はっきり言えよ！パトカーに乗れ。

君も来てくれないか！証言とりたいそっちの人も…

車で行ってもいいかな

名前は？…

萩原俊哉

つまり君は彼女の首を絞めたが…はっきり言えよ！

刑事が駆け込んだ

婦女暴行した人物か…

萩原俊哉…？前にも交通違反で捕まったな…

だからといって何だよ！

新藤由岐を出せ！！あの女のせいで家族バラバラにされたんだ！

由岐が…

新木大輔が聞いてた…

親のせいで家族が離れた？…

如月刑事に報告したが

連絡が付かなかった…

茜に連絡させてくださいって！

酒木刑事に森さんっていう人がついた。

如月刑事、神木刑事が夜勤ではなかった。

お姉ちゃん…？警察にいるんだ…

「元同級生だった萩原君に乱暴された…少し遅くなるけど…」

「分かった…」

私は新木さんに送られた。

お茶でも飲んで行きませんか、

「でも妹がいるんだろ笑っ」

エレベーターが3階から下がってきた。

男性が一人で蒼白い顔をしてた眼を、

新木さんが気づいた…

頬に傷跡があった。

喧嘩したのか…

此処です。

茜いるの？

ドアが開いてた。

部屋かな…

新木さんあがってくださいよ

お…姉…ちゃん

服が乱れてた。

茜…？

ちょっと茜！！新木さん来て…

何があった？…

さっきの人？

救急車を呼んだ。

茜！！…

由岐ちゃん…

やだよ…

救急車で運ばれた…