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おまけ(ハロー!!)
“夢主を知ろう 兄弟編”
※夢小説を作ろうと考えた夢主がかなり細かい所まで作り込むことが出来たので、ゆるーいお話の中で少しずつお見せしたいなーというシリーズです。主でした。
三人称side
合宿中、選手たちに頼まれて記録と分析を読み上げている西川。
西川(趣味で書いていた分析ノートが選手達の役に立つなんて・・・!最高!♪)
『○○パワー3。フォームに改善余地アリ・・・』
ノリノリ上機嫌で読み上げ続けるが、
『テクニック4。臨機応変に対応可能。』
黒尾「あ、あのー・・・」
『スピード3。フォームに改善余地アリ。』
黒尾「・・・お嬢さん。ちょーっとストップ。」
混乱している様子の黒尾が突然止めた。
『はい!どうかしましたか?』
黒尾「いや、ソ、ソレは・・・」
微笑む西川の足元に、黒尾は指を指す。他の選手を混乱した様子でそこを見ている様だ。
西川が視点を下げると・・・
そこには小さな女の子がしがみついていた。
『えっ!?な、なんで!!?!?』
木葉「なになn・・・は!!?!」
驚いて大きい声を出す西川。横からそれを聞いて西川を見、更に大きな声で驚く木葉。
それもそのはず。何故ならこの女の子、木葉の実の妹なのだから。
『いっいいい、いつからです!?』
夜久「結構前から居たぞ・・・」
黒尾「いやー・・・言うの勇気使ったよ・・・?」
黒尾「見えたらやべーもんかと・・・」
日向「途中から話入ってこなかった!!!」
月島「なんで気づかないのさ・・・」
まあ目の前の話している人の足元に知らない子供が張り付いていたら集中力は完全にそっちへ持っていかれる。
兄の木葉は急いで女の子を引き剥がした。
木葉「だぁーっ!お前なんでいるんだ!!」
子供「さびしかったから、」
木葉「ウ・・・それはごめん、ナサイ。」
木葉「でもここは来ちゃダメだとこでなー?」
夜久「そもそもどうやって来たんだ?」
木葉「あー、多分・・・こいつが寂しいって言うから兄貴が連れてきたんだと思うわ」
『ニシシ!素敵なお兄さん!』
木葉「いやそんな事ねーよ・・・アイツ・・・!」
呆れながら木葉は妹の背中を押す。
木葉「とりあえず、お前は帰・・・」
黒尾「まーまー、せっかくお兄ちゃんに会いたくて来てくれたんだし。」
黒尾「今日は居させてもいんでないの。」
木葉「はぁ!?だ、ダメだダメだ!」
木葉「第一誰が世話すんだよ!」
確かに練習中は試合のため世話なんてできる状況じゃない。マネージャーを除いて。
『私がしますよ!!✨』
木葉「ちょ、え!!?ゆりちゃんが!?」
驚く木葉を置いて、西川は妹の前に座った。
『こんにちは!西川ゆりです!』
『もっとおにーちゃんと一緒居たい?』
子供「こ、こんにちわ!いっしょいたい!」
『ニシシ!じゃあいよっか!』
子供「うん!おねえちゃんともいる!」
どうやら無事西川に懐いらしい。
黒尾「・・・ホラ、もうちょー可愛いことになってんじゃないデスカ。」
木葉「え、ええ・・・・・・はあ、分かったよ、」
木葉「ゆりちゃんごめんな、?」
『いえいえ!私ちっちゃい子好きですし!』
木葉「お前迷惑かけんなよー。」
子供「かけない!おにいちゃんじゃない!」
木葉「な”っ、俺別にかけてねーから!」
こうして、西川のほのぼの1日ベビーシッターが始まった。通常かなり大変だが、西川にとっては小さい子供が1人増えただけ。
普段より面倒くさくて大きな子供を複数人相手している西川にはこんな事些細な違いだ。
子供「ねーねーおねえちゃん!」
子供「みんな何してるの?」
『皆はちょー楽しい遊びをしてるんだよ!』
子供「おねえちゃん遊ぼー!」
『いいよ!なんでもやってあげましょう!』
子供「ねーねーまえおにいちゃんがね!」
『あははっ!木葉さんドジだなあ!』
明るく淡々と処理している西川。
落ち着いた彼女とは裏腹に、それを見ていた男子たちは結構喰らっていた。
黒尾「・・・ちょっと木葉クン?」
木葉「・・・何ですか黒尾クン」
黒尾「確かに俺が招いた事態ではあるんだけどさ?あまりに可愛すぎませんかね。」
木葉「正直・・・やばい・・・」
木葉「意外とっていうか・・・子供っぽい無邪気さなのにちゃんとお姉さんっていうか・・・」
子供「おねえちゃん・・・コけた、!」
『え!?ごめんね気づかなかった!』
『泣かなくてえらいぞ!えらい子には特別なおまじない!痛いの痛いのとんでけ!』
子供「・・・!✨ 痛くない!!」
『ニシシ!素敵なおまじないでしょ〜!』
黒尾「ほらもう・・・今のもさ・・・!!」
黒尾「なんか・・・もう辛い・・・もはや・・・」
木葉「分かる・・・しんどい・・・」
悶え苦しんでいるのはこの2人では無い。大体の西川好き人間が致命傷を喰らっている。
そしてもう一個ほど、ある人間に大ダメージを負わせた事件が起きた。
それは月島と西川が話していた時・・・
『私お兄ちゃん2人とお姉ちゃん1人いるんだけどね!前さー・・・』
月島「君ってやっぱバカ。」
『バカではないだろバカでは!学年7位!』
子供「・・・ねーねーおねえちゃん!」
『んー?どうかした?』
子供「そのおにいさんとけっこんしてるの?」
月島を指さし言う妹。突然の爆弾発言だ。
月島「は、はあ!!?!?」
『ちょ、し、してないしてない!!』
2人して一気に真っ赤になる。
子供「なんでー?なかよさそうなのに!」
子供「おねえちゃんきらいなの?」
『いやいや月島くんは好きだけど・・・!!』
月島「君も何言ってんの!!?💢」
子供「じゃあけっこんしたら!いま!」
『え??ちょ、ちょちょちょ』
木葉妹は西川の足を押して、月島に寄せる。
月島も月島で避けようとしないので、ほぼゼロ距離でお互いの真っ赤な顔を見合う。
月島(いやなにこれ無理無理無理)
月島(ダメだ変な顔見られてるクソ可愛いどうしよう小さいいい匂い好き好き大好き)
月島(もうホント可愛すぎる・・・)
数秒の沈黙の後、飽きたのか木葉妹はてくてくと歩いていった。
やっと解放されて西川はその場に座り込む。
『ごめん・・・いやだった、よね、?』
赤い顔を両手で隠しながらそう言う西川を見て、西川の前にしゃがむ月島。
月島「・・・別に。君だし。」
月島「顔隠されると面白くないんだケド。」
『今は開けるの無理です・・・』
月島「僕ら夫婦に見えたんだってさ。」
『それ言うなよぉ・・・』
月島「・・・ま、明らか早いよね。まだ。」
『ま、まままま、MA?MADA?』
こらそこ。イチャイチャするな。
今回の事件はかなり月島の心に来たようで、この後も何回か西川をいじったり呟いて照れたり結婚式の夢を見るのはまた別のお話。
・・・3時間後
木葉兄の迎えが来て、ついに木葉妹とのお別れの時間となってしまった。
子供「やーだぁあ!!!😭」
子供「おねえちゃんとばいばいしないぃ!!」
木葉「こーら!迷惑かけてんぞ!」
菅原「可愛いなー!俺の弟も昔あんな感じ!」
夜久「俺もー!ああいうのはあるあるだな!」
日向「俺の妹の昔ともめっちゃ似てます!」
『うーん、困ったなあ・・・💦』
もちろん木葉妹は大泣き。
西川がどうしようと考えていると、木葉妹が大粒の涙を拭きながら口を開いた。
子供「・・・おねえちゃんとけっこんする、」
「「 は!?!? 」」
突然突拍子もない発言。子供にもモテる。
『え!?保育園のしょうくんは!?』
子供「ふたりともけっこんする、」
『まさかの不倫!!!』
『ごめんねぇ、ちょっと難しいかなぁ、』
子供「おねえちゃんみたいなかわいくてやさしいひととけっこんしたいもん、」
『・・・うーん・・・・・・』
手をキュッと握って涙を流す木葉妹に、西川は余裕そうに優しく微笑んで頭を撫でた。
『ニシシ、じゃあねー・・・』
『妹ちゃんが大人になったら、考えてあげる』
木葉「ちょーおい、ゆりちゃん、」
子供「・・・!ほんと、!?」
『うん!約束!だから今日はばいばいね!』
子供「うん!ありがとうおねえちゃん!」
西川は木葉妹と指切りをする。
そのまま笑顔で、木葉妹は帰って行った。
木葉「いやー、まじでありがとなー、!」
『いえいえ!凄く楽しかったです!』
木兎「西川あの子と結婚しちまうのか!?!」
木兎はショックそうな顔で叫ぶ。
『いやしませんよー!笑』
『お気持ちは嬉しいですけど、もっと幸せにしてくれる人はきっと沢山いますから!』
木兎「よかったー・・・!!!」
『ニシシ!まあ第一、私にも結婚したい人の条件はありますしね!』
「「 は!?!? 」」
眩しく笑う西川に、全員が大動揺。
黒尾は焦りながら西川の肩を掴んで揺らす。
黒尾「ちょちょちょちょいお嬢さん、?」
『な、なんですか、!?』
黒尾「結婚したい人とはどういう事だ・・・」
『そのままですよ!』
『私みたいなのにも結婚したい人の性格とか色々あるぞーっていうことです!』
木葉「はあ?!?!ゆりちゃんに!?」
『お、おかしい事なんですか・・・!?』
まあ普通誰しも少しはあるものだが、男のタイプどころか恋愛感情すら知らない西川なのでかなり衝撃的だ。
赤葦「え、俺と結婚するんじゃないの?」
『えっっ、そうなんですか!?』
黒尾「嘘だろ・・・・・」
『ちょ、もう一旦離してください!そんなおかしいこと言いましたっけ!?!』
西川は黒尾から離れて記憶を必死にたどる。
とりあえずさっきの発言を正さねばと思い、顔を上げ口を開いた。
『えーっと・・・!つまりですね・・・!』
『私にも、この人と結婚できたら幸せだろうなーっていう人がいて・・・!!』
「「 はぁあ!?!? 」」 『えっ』
さっきを上回る爆弾発言に、全員が淀めく。
西川(もう何喋ってもだめだ・・・!!)
黒尾「お、お嬢さん・・・?」
『・・・失礼しますー!!!!!』
菅原「あっ、ちょ逃げるなー!」『ウワァ!』
この後は、練習を再開するまで鬼ごっこが続いたそう。平和だね。
終わり.
今回の西川復習〜
・西川は小さい子供を愛し愛されている
・西川には兄が2人、姉が1人いる
・西川にはちゃんと結婚願望が有る でした。