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亮平 side
静まり返った部屋で、涼太はそっぽ向いて携帯ばっかり見ている。いつもなら部屋に入った途端に襲って来るのにどうしちゃったんだろう。
俺から誘う?そんな事みっともなくてしたくない。息の詰まるような気まずい雰囲気だ。
涼太❤️『じゃぁ俺先に寝るね』
亮平💚『えっ?ちょっと・・・』
1人リビングに取り残される。
まだ9時過ぎだっていうのに・・・
もしかしてお風呂場での翔太との事怒ってるのかな。
恐る恐る寝室の扉を開けると横向きになって静かに寝息を立てている。
飲み過ぎちゃって疲れたのかな?
亮平💚『おっ怒ってるの?』
涼太❤️『・・・』
亮平💚『りょう・・・』
静かに部屋を後にすると悲しいやら、寂しいやらよく分からない感情が溢れて涙が出た。
やっぱり怒ってるんだ・・・
涼太は優しいから甘え過ぎたのかも知れない。
亮平💚『うぅ゛』
泣くなんてカッコ悪い・・・
あぁどうしよう止まらなくなってきた。
翔太のとこに行こうかな・・・お邪魔虫だよね。
夜風にあたろうとそっと部屋を出た。
考えてみれば、涼太と翔太がキスするの嫌だって思ったのに、自分ならイイなんておかしな話だった。
何処に行きようもなくて部屋の入り口に座り込んだ。部屋に帰りたくないな・・・
涼太と付き合って初めて一緒に居たくないって思った。
亮平💚『何処にも行けないじゃん・・・もう帰りたい』
涼太 side
蓮は良いよな。毎日彼女から誘ってくれるなんて羨ましい。亮平はなんか常に余裕があって俺をリードするけど、ベットに誘うのはいつも俺からだ。
翔太に〝キスで迫ったら?〟なんて・・・そんなテクニック受けた事ありませんけど?
何で先に翔太が体験してんだよ。
今日のこの流れなら、亮平が誘ってきてくれるかな?なんて期待したけど一向に、何のアクションも起こしてこない。
俺って本当に亮平から愛されているのだろうか?
しばらくベットの上で物思いに耽っていると、いつの間にか寝てしまっていた。
涼太❤️『亮平?』
寝室にもリビングにも亮平の姿は無かった。
もう一度大浴場にでも行ったのかな?
一応心配になって館内をみることにした。部屋を出ると離れの玄関先に蹲って眠っている亮平を見つけた。〝何やってるんだ?こんなとこで〟
涼太❤️『亮平起きなさい。風邪引くよ』
顔を上げるや否や、泣き出した。
普段泣かない亮平が、子供みたいに床にへばったまま動かない。どうしたって言うんだ・・・
涼太❤️『大丈夫?亮平どうしたの?部屋に戻ろう・・・ね』
手を差し出すと、腕を引っ張られて唇が重なった。
優しく触れるだけのキス。すぐに離れていく亮平が悲しい顔をして立ち上がると無言で部屋の中へ戻って行く。慌てて後ろを追いかけると、着て来た服に着替えようと浴衣を脱ごうとしている。
亮平💚『帰る・・・』
涼太❤️『亮平、ちゃんと話そう』
亮平💚『・・・ごめんね。怒ってるでしょ?一緒に居たくないんでしょ俺と・・・だから帰る』
涼太❤️『ごめんあの・・・そうじゃなくて。亮平から誘ってきて欲しくて、ちょっと待ってみた///ごめん分かり辛くって。いつも俺からだから』
亮平💚『あの態度で?エッチ誘って来るの待ってたって言うの?無理あるんだけど』
涼太❤️『ごめん。でも、キスで迫ってくるとかそんなオプション俺経験した事ないんだけど?』
亮平は顔を真っ赤にしている。意外と恥ずかしがり屋なのだろうか?
亮平💚『嫌われたかと思った。ごめんね涼太の優しさに甘えてた。もう涼太意外とキスしたりしない・・・あっあの///だっ・・・』
亮平は俺の肩に手を添えると緊張した面持ちで、浴衣の隙間から見れば分かるほどに、身体中を熱らせて
〝抱いてもらえませんか?〟
そう言うと、後頭部に手を添えてイヤらしく俺の唇を食んだ。鋭い妖艶な視線に背中がゾクリとする。
亮平💚『誘ってみたけど?どう?ちょっキャッ』
気付いたら、!亮平を担いでいた。ベットに運ぶと亮平の首筋にキスマークを付けていく。感じてるのか、足を擦り寄せて吐息を漏らしている。
亮平💚『ンンッ//はぁ、はぁ//リョウ…』
小さく慎ましやかな胸の飾りを舐めれば腰を反らし俺の腕に捕まり顎を上げて鳴いた。
亮平💚『イヤっ//やだぁンンンンッ』
浴衣の腰紐を解いて、下着に手を触れると既に勃ち上がったそこは熱を帯びて苦しそうだ。
涼太❤️『珍しく余裕ないね亮平』
先走りを舐めとり、根本から亀頭まで丁寧に舐めとる。裏筋を擦るように舐めるとビクビクと快感に腰を揺らし、ダラダラと愛液が漏れ俺の指に垂らした。口に含むとドクドクと脈打つソコが更に膨らみを増した。
亮平💚『ああぁッ涼太/気持ちイイ…ンンッイっちゃうヤダ…まだヤダ…もっと///…』
涼太❤️『あぁ可愛い亮平…イイよイキな。またしてあげるからイッていいよ』
白濁を俺の口内に放つと〝俺も涼太の欲しい〟そう言ってお互いのモノを咥えた。
亮平💚『はあぁッンンッあっ、あっ///』
涼太❤️『ねぇ俺の方お留守なのよさっきから//まぁイイけど亮平が気持ちイイなら』
俺の掴んだまま、放置なんですけど・・・
亮平💚『ンンンンッ涼太イク……』
涼太❤️『亮平ちょっと手離して…んっ』
亮平は俺のを掴んだまま達した。
亮平💚『ごめん//今度はちゃんと涼太のもするから』
〝いや、もうイイよ〟と言う前には、もう俺の上に跨って咥えてた。
物欲しそうに向けられた亮平の隘路に舌を這わすと、またギュッと俺の竿を握りしめてる。
涼太❤️『いや、手摺じゃないんだよ💢亮平手を離して』
亮平💚『ンンッ馬鹿舐めるからでしょ////』
指を挿入すると気持ちよさそうに鳴いてる。相変わらず俺のモノに掴まっている。時折口に含んで歯を立ててきて、お世辞にも気持ちイイとは言えない。そうさせているのも自分だと思うと、悪い気はしない。
亮平💚『あん、あん、やぁん涼太///激しいッンンッイイすごい//』
体を起こして亮平の花茎を擦り上げながら隘路に指を足していくと、快感に腰を揺らして応えている。
涼太❤️『すごい可愛い亮平///もう無理…挿れていい』
〝顔見てイキたい〟なんて亮平が珍しく可愛い事言ってる。仰向けに寝かせると腰を持ち上げて挿入する。両腕を掴んで奥を突くと腕を掴み返してきた。額の汗も、身体を捩り悶え、俺の腕を掴んで離さない姿もいちいち亮平の仕草が愛おしい。
亮平💚『涼太///愛してる大好き////』
涼太❤️『可愛い亮平///俺も愛してるよ』
亮平💚『知ってる////ンンッあぁああッ涼太』
強がったり、恥ずかしがったり、泣いたり知らない亮平が自分の中で増えていくたびに愛おしさが増していく。
同時に絶頂を迎えると2人抱き合ってベットに沈み込んだ。
亮平💚『ごめんね。安心してたの涼太優しいから・・なんか盛ってるのもカッコ悪いって思っちゃって』
涼太❤️『構わないよ//いっぱい甘えてよ。でも時々は誘って欲しいかな////色っぽいキスのオプション付きで』
〝バカじゃないの////〟そう言った亮平は、俺の頰に手を添えると色香を漂わせて近づくと上唇を食んだ。
亮平💚『いつだってしてあげるよ毎日いっぱいキスしよう///』
涼太❤️『幸せすぎるんだけど・・・』
亮平が足を擦り寄せて上目遣いで俺を見つめる。
亮平💚『しよっ♡…こんなオプションもあるけど///』
涼太❤️『最高♡』
〝ちゃんと話さないと〟〝言葉数が足りない〟なんてあの二人によくもお説教したものだ。
自分達だって思い通りにいかない事だらけだ。
その都度話し合って、愛し合っていけたら、きっとふたりの幸せの形は自ずと見えてくる。
見つめ合って手を取り唇を重ねると、余すことなく味わい尽くす。身体を重ねて何度も愛し合いベットに沈んだ。
亮平💚『ねぇさっきから俺ばっかりが誘ってる』
涼太❤️『ふふっそう?』
きっと2人なら楽しい未来が待っている。
亮平はそう思わせてくれる素敵な人だ。
コメント
15件
手摺のように掴むの笑ったし、付き合いたてだからかな?めめなべ負けてるって🤣🤣🤣ラブラブやん💓
このふたりもじゅうぶん・・ジャスティスです❤️❤️❤️❤️❤️
尊いなあ、このふたり❤️💚