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俺は、俺たちは瀬見のことが好きだ。
瀬見から『過去のトラウマから、男性恐怖症になった』と聞いた時はびっくりした。
瀬見は最初は俺らと距離を置いてて、信用してもくれなかった。
まぁ、無理もないなと思った。
だって『信用してた友達に犯された』からな
一度合宿に行ったとき、風呂の時間、脱ぐのに怯えていた。
多分脱いだら何をされるか恐かったんだと思った。
でも実際はそれだけでなく、体に傷跡が所々あった。
問い詰めると、『リスカと虐待の跡』らしい。
その時今まで溜まっていたものが爆発し、泣きじゃくりながら話し始めた。
『小さい頃に親が離婚してそこから虐待され始めた。』
『学校でもいじめられて、毎日が辛かった。』
『中学で一人暮らしを始めて、一人の優しい友達が出来た。』
『ある日にその友達と数人の男子が家に押しかけて来て無理矢理犯された。』
『仲良くなったのも、性的な目的で近づいたと言われた。』
『こんな汚い自分の体が嫌でリスカをし始めた。』
と言った。
今日、瀬見と遊びに行った。
帰り、瀬見以外はトイレに行った。
ほんの数分だから大丈夫だろうと思っていたのに、トイレから戻ったら瀬見がいなかった。
みんなで手分けして探した。
そして…
「いた!」
瀬見「ぇ、“山形”、?」
りと「あ゛?誰」
山形「っ、瀬見のチームメイトだ。」
衝撃的だった。瀬見の口にはアイツの物が当てられていた。
そして瀬見は泣いていた。
アイツらを呼ばなければと思い、メールでここの居場所を送った。
りと「ふーん、まぁ、“知ってた”けどね。で、何?」
山形「瀬見から離れろ、!」
りと「無理、てかなんでただのチームメイトに指図られなきゃいけねぇの?」
山形「っ…」
瀬見「…た…すけっ」
りと「…じゃあ、⦅チュッ⦆⦅瀬見にキスをする⦆」
瀬見「ん゛っ…」
りと「⦅舌を入れる⦆」
瀬見「ん゛ぅっ…ゃっ…ふぅっ…」
山形「ッ…」
俺は何も出来ないのか?
りと「⦅瀬見の首ぐらいを噛む⦆」
瀬見「ぃ゛ッ…やめっ…ぃやッ…」
りと「つーいた♡」
瀬見「ぇ…」
りと「今度は最後まで“やらせてね”」
??「何をだ」
りと「は、っ!」
山形「若利」
牛島「警察連れて来た。」
警察「ーーーー罪で逮捕する!」
りと「チッ…まぁでも、“一生消えないもの”は付けたし、いっか!」
瀬見「はっ…はっ…⦅ビクビク⦆」
天童「英太くん大丈夫?」
瀬見「…ゃっ…ぃゃっ…」
川西「瀬見さん、?⦅瀬見の肩に手を置く⦆」
瀬見「触らないでっ!⦅川西を軽く突き飛ばす⦆」
川西「ぃ゛~…」
白布「川西大丈夫か?」
川西「ぁあ、それよりも瀬見さんが…」
瀬見「ぃやッ…いやぁ…⦅泣⦆」
山形「っもしかして…お、俺が…俺のせいで…」
牛島「山形のせいではない」
山形「で、でも、俺が助けられてたら…」
天童「救急車をとりあえず呼んd」
瀬見「カヒュッ」
白布「ッ!…瀬見さん聞こえますか!?」
瀬見「ヒュッヒューッゲホッゲホッヒューッヒューッ」
白布「聞こえてない…」
川西「救急車は、!?」
ピーポーピーポー
天童「来た!」
瀬見「ヒュッヒューッ…⦅気絶した⦆」
山形「ぉっと…っ」
救員「この方ですか?」
山形「はぃ」
瀬見「カヒュッヒュッヒュッ」
救員「一緒に着いて行く方は…」
山形「俺が行きます。」
救員「分かりました」
牛島「山形、!」
山形「若、利…」
天童「っ!英太くんは?」
山形「ここ、」
今は呼吸器を使い、瀬見は寝ている。
さっき、俺は医者に呼ばれ、瀬見の状態を聞いた。
リスカのこと。古傷のこと。そして、“起きたときのこと”。
瀬見が起きたとき、もしかすると、一部の記憶がなくなっている場合があるかもしれない。
そして、男性恐怖症が悪化する可能性があると言われた。
あんなことが起きたから尚更そうだと思った。
さっきの川西を突き飛ばしたときの瀬見の目、怯えていた。
川西「瀬見さん、どんな状態なんですか?」
皆「…」
山形「瀬見は…ッ…⦅さっき言われたことを全部話す⦆」
白布「だとしたらお見舞いは、一人ずつの方がいいかもしれませんね」
牛島「そうだな」
瀬見、早く目を覚ませよ。お願いだから。
みんな、お前が好きなんだ。
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