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ちぇーん
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きりゅう
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🍎リンゴ:「……なぁ」
🖤シャドウ:「なんだ」
🍎リンゴ:「最近のきりゅう……やっぱ変じゃね?」
🖤シャドウ:「…………」
シャドウは黙っていた。
答えは分かっている。
みーなが消えた。
そして、その後も仲間が一人、また一人と姿を消している。
🍎リンゴ:「うち、きりゅうがあんなことするとは思えないんだけどなー……」
🖤シャドウ:「俺もだ」
🍎リンゴ:「……珍しく意見一致したな☆」
🖤シャドウ:「こんな時にふざけるな」
🍎リンゴ:「ごめんごめん☆」
少しだけ笑う。
だが、その笑顔はすぐに消えた。
🍎リンゴ:「……シャドウ」
🖤シャドウ:「なんだ」
🍎リンゴ:「もしさ」
🍎リンゴ:「きりゅうが本当に、みんなを殺してるんだったら……」
🖤シャドウ:「…………」
🍎リンゴ:「うちらで止めよう」
🖤シャドウ:「ああ」
二人は立ち上がった。
—−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
🧣Dustきりゅう:「…………」
白いフードを深く被ったきりゅうが、一人で歩いていた。
その背後には、いつものように――
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「まだ進めるだろう?」
🧣Dustきりゅう:「分かってる」
☠️ファントムキューカンバー:「みんなの犠牲は――」
🧣Dustきりゅう:「分かってるって言ってんだろ……」
その声には、苛立ちが混じっていた。
その時。
???:「……きりゅう」
🧣Dustきりゅう:「…………」
振り返る。
そこにいたのは――
シャドウとリンゴだった。
🧣Dustきりゅう:「……お前らか」
🖤シャドウ:「久しぶりだな」
🧣Dustきりゅう:「……ああ」
🍎リンゴ:「……きりゅう」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🍎リンゴ:「その格好……似合ってねぇぞ」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🍎リンゴ:「前のお前のほうが、ずっとマシだった」
🧣Dustきりゅう:「……そうかもな」
🖤シャドウ:「きりゅう」
🧣Dustきりゅう:「なんだ」
🖤シャドウ:「お前は、キューカンバーを殺した」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「そして、みーなも殺した」
🧣Dustきりゅう:「…………ああ」
🖤シャドウ:「なら……ここで終わりにしろ」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「お前がこれ以上苦しむ必要はない」
🧣Dustきりゅう:「…………苦しんでる?」
🖤シャドウ:「見れば分かる」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🍎リンゴ:「きりゅう」
🍎リンゴ:「うちらは、お前を責めに来たんじゃない」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🍎リンゴ:「戻ってこいよ」
その言葉に――
きりゅうの手が止まった。
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🍎リンゴ:「キューカンバーが死んだからって、お前まで死ぬ必要ないだろ」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「俺はお前の相棒だ」
🖤シャドウ:「だから分かる」
🖤シャドウ:「今のお前は、本心から殺しているわけじゃない」
🧣Dustきりゅう:「…………やめろ」
🖤シャドウ:「やめない」
🧣Dustきりゅう:「……やめろ」
🍎リンゴ:「きりゅう」
🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうは頭を抱える。
🧣Dustきりゅう:「俺は……」
🧣Dustきりゅう:「……もう……」
☠️ファントムキューカンバー:「――何をしている?」
🧣Dustきりゅう:「…………!」
☠️ファントムキューカンバー:「お前は、みんなの犠牲を無駄にするのか?」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「きりゅう!」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🍎リンゴ:「こっち見ろ!」
🧣Dustきりゅう:「…………」
二人の声が届いている。
届いているのに――
きりゅうの身体は動く。
🧣Dustきりゅう:「……ごめん」
🖤シャドウ:「…………」
🧣Dustきりゅう:「……本当に、ごめん」
🍎リンゴ:「きりゅう……?」
🧣Dustきりゅう:「もう……止まれない」
🖤シャドウ:「違う」
🖤シャドウ:「お前は止まれる」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「俺は知っている」
🖤シャドウ:「お前はそんな奴じゃない」
🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうの目が揺れる。
しかし――
その直後、二人の周囲に無数の骨が現れる。
🍎リンゴ:「……!」
🧣Dustシャドウ:「来るぞ!」
――戦闘。
シャドウは闇の力で銃を作り、次々と攻撃を放つ。
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「くっ……!」
🍎リンゴ:「シャドウ!」
🖤シャドウ:「大丈夫だ!」
🍎リンゴ:「でも――」
🖤シャドウ:「お前は下がってろ!」
🍎リンゴ:「嫌だ!」
🍎リンゴ:「シャドウだけ置いていけるかよ!」
二人は必死に戦う。
だが――
🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうは二人を見ていた。
攻撃を続けながらも、その表情は苦しそうだった。
🖤シャドウ:「きりゅう!」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「目を覚ませ!」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「俺たちを殺しても、キューカンバーは帰ってこない!」
🧣Dustきりゅう:「…………!」
🍎リンゴ:「そうだよ!」
🍎リンゴ:「うちらを殺したって、何も変わらない!」
🧣Dustきりゅう:「…………」
その言葉に――
きりゅうの動きが止まった。
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「……きりゅう?」
🧣Dustきりゅう:「…………俺は……」
きりゅうの手が震える。
🧣Dustきりゅう:「……何してんだ……」
🍎リンゴ:「きりゅう……!」
🧣Dustきりゅう:「俺は……」
🧣Dustきりゅう:「もう……こんなの……」
一歩、後ろへ下がる。
🖤シャドウ:「そうだ」
🖤シャドウ:「それでいい」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「戻ってこい」
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「……忘れたのか?」
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「みんなは、お前のために死んだ」
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「今さら止まるのか?」
🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうは目を閉じる。
そして――
🧣Dustきりゅう:「…………ごめん」
シャドウ:「……!」
🧣Dustきりゅう:「俺には……まだ……」
🧣Dustきりゅう:「……止まれない」
🖤シャドウ:「きりゅう!!」
二人は倒れる。
🍎リンゴ:「…………」
🖤シャドウ:「…………きりゅう……」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「俺は……最後まで……お前の相棒だ」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「だから……」
🖤シャドウ:「……戻ってこい」
🧣Dustきりゅう:「…………」
🖤シャドウ:「…………」
静寂。
🍎リンゴ:「……シャドウ」
🖤シャドウ:「…………リンゴ」
🍎リンゴ:「……一緒に……いられて……よかったわ☆」
🖤シャドウ:「…………ああ」
そして二人は動かなくなった。
🧣Dustきりゅう:「…………」
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🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうは、その場に立ち尽くしていた。
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🧣Dustきりゅう:「…………」
☠️ファントムキューカンバー:「進め」
🧣Dustきりゅう:「…………」
きりゅうは一歩踏み出す。
しかし――
🧣Dustきりゅう「…………っ」
足が止まる。
🧣Dustきりゅう:「…………」
その場に膝をつく。
🧣Dustきりゅう:「…………うっ」
口を押さえる。
🧣Dustきりゅう:「……俺……」
声が震える。
🧣Dustきりゅう:「俺……何やってんだ……」
そして、耐えきれなくなったように顔を伏せる。
🧣Dustきりゅう:「…………っ」
身体が震える。
🧣Dustきりゅう:「ごめん……」
🧣Dustきりゅう:「ごめん……シャドウ……」
🧣Dustきりゅう:「……リンゴ……」
🧣Dustきりゅう:「…………ごめん……」
何度も謝りながら、きりゅうはその場で吐いてしまう。
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🧣Dustきりゅう:「……俺は……」
🧣Dustきりゅう:「こんなこと……したかったんじゃ……」
☠️ファントムキューカンバー:「…………」
🧣Dustきりゅう:「…………」
ファントムキューカンバーは何も言わない。
光のない目できりゅうを見据える。
きりゅうは震える手でフードを握りしめる。
そして――
🧣Dustきりゅう:「…………それでも」
🧣Dustきりゅう:「……進まなきゃ……」
その言葉とは裏腹に。
きりゅうの顔には――
もう、隠しきれないほどの苦痛が浮かんでいた。
「苦」
その文字だけが、暗闇の中で静かに残っていた。
コメント
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わあ…第3話、読み終えました。胸がぎゅっとなりました。 シャドウとリンゴが「戻ってこい」って必死に呼びかけるのに、きりゅうが「もう止まれない」って拒んでしまう…あのすれ違いが切なすぎます。特にリンゴの「一緒にいられてよかったわ☆」って台詞、最後まで明るさを捨てない彼女らしさが出ててじんときました。 それに、きりゅうが一人で吐きながら謝るシーン、本当に辛かったです。自分がやりたくてやってることじゃないのに、もう戻れないどころか止まれもしない…この苦しみの描き方がすごく生々しくて、心に残りました。 続き、どうなっちゃうんだろう…ファントムキューカンバーの存在も不気味で、きりゅうが本当に救われる日が来るのか、気になって仕方ないです。