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大きなホール。
何百人もの新入生。
能力者たちが集まっている。
陽葵は小声で言う。
「……すごい人数」
蓮が答える。
「全国から来てる」
凛も周りを見る。
「空気が違う」
その時。
ステージに一人の男が立つ。
黒いコート。
静かな圧。
黒崎理事長。
ホールが一瞬で静まる。
「新入生諸君」
低く響く声。
「蒼星能力学園へようこそ」
誰も喋らない。
「ここでは力を磨く」
「だが同時に」
少し間を置く。
「弱ければ生き残れない」
ざわめき。
「この学園には」
「ランキング制度がある」
陽葵が小声で言う。
「ランキング?」
蓮が頷く。
「やっぱり」
黒崎は続ける。
「一年生も例外ではない」
スクリーンに数字が表示される。
一年ランキング
1位 神代蒼真
2位 ???
3位 ???
…
陽葵が言う。
「やっぱり1位だ」
蒼真は後ろの席で余裕の笑み。
黒崎が続ける。
「ランキングは戦闘・実技・任務で変動する」
「そして」
次の言葉でホールがざわつく。
「上位チームには特別任務が与えられる」
凛が小さく言う。
「任務」
蓮も言う。
「実戦」
陽葵は驚く。
「え!? 学校なのに!?」
黒崎の目が鋭くなる。
「能力者は戦う存在だ」
「それを忘れるな」
静寂。
そして。
「まずは最初の試験」
ホールがざわつく。
「チーム戦トーナメント」
陽葵が固まる。
「え」
蓮が言う。
「来た」
凛も言う。
「早い」
黒崎が宣言する。
「三日後」
「一年生チームトーナメントを行う」
そして最後に。
「優勝チームは――」
「一年ランキング上位に入る」
蒼真が陽葵を見る。
ニヤッと笑う。
「楽しみだな」
陽葵も笑う。
「ですね!」
こうして。
三人の最初の大きな戦いが始まる。
ミサイルキラー