コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
街を壊してから何日かたった朝
冒険者1「オーライオーライ」
冒険者2「この木材ここら辺に置いとくぞ」
冒険者3「次はここの建物だぞぉぉ!」
街の復興を冒険者総出で手伝っていた
ソフィア「では…こういう家はどうでしょうか?」
街の人「うーん…少し大きくできないかな?」
ソフィア「それでは…金額が上がりますが…?」
街の人「それでいいよ」
ソフィア「ではこれならどうでしょう…」
街の人「いいね」
どこかしこで壊された人達の家の修復や建築の音が聞こえていた。
シュバルツ=シルト「こんなことになるなんて…」
シュバルツも働いてるその1人である
セレフィ「シュバルツ様が壊したからですよ?」
シュバルツ=シルト「まさか…こんなに期間がかかると思わなかった…」
そう…もう数ヶ月は復興を手伝っている
シュバルツ(だが…報酬もたんまり貰っているから
文句は言えん)
シュバルツは所持金額なら豪邸ひとつ買えるほどの金は溜まっていた。
セレフィ「まあまあ…働きまししょう…それに…」
セレフィ「シュバルツ様と働けて私も嬉しいので(ボソッ)」
シュバルツ=シルト「なんか言ったか?」
セレフィ「いえ!何も!」
シュバルツ=シルト「しかし…」
セレフィ「はい?」
シュバルツ=シルト「俺はここを壊した張本人だと気付かずにこいつら働いてんだよな?」
セレフィ「はいあの後私が魔族を撃退したみたいになったので」
シュバルツ=シルト(まあ…顔見たやつ全員殺したしな)
ソフィア「シルトさぁんこちらも来てくださーい!」
シュバルツ=シルト「呼ばれた…行くぞセレフィ!」
セレフィ「はい!」
そう言って2人が走りソフィアの元に行くと
シュバルツ=シルト「どうしたんですか?」
ソフィア「実は…」
シュバルツ=シルト「討伐ですか…?」
ソフィア「ええ…」
シュバルツ=シルト「それなら…他の腕利きの冒険者がいるでしょう?」
ソフィア「はい…ですが依頼を受けたCランクのパーティーがとある森で消息をたったんです」
シュバルツ=シルト「なるほど…目星は?」
ソフィア「はい…間違いなく…」
魔族…シュバルツのような知性があるタイプの魔物ほとんどが魔法を行使でき中には固有魔法を使える者も中にはいる
シュバルツ=シルト(多分もう冒険者は殺されてるな)
魔族とは人類絶滅を掲げているため仮に残したとしても餌にされているだろう
シュバルツ=シルト(やる意味がない…断ろうかな?)
ソフィア「あ…報酬は弾みますよ?」
シュバルツ=「やります」
シュバルツ=シルト「さてと…ここがCランクが消息をたったという森か」
セレフィ「私とシュバルツ様は魔人と魔族ですのでたったの数時間で行けましたね!」
シュバルツ=シルト「つくづく魔族になれて良かったと思うよ…」
そんな話をしていると…
セレフィ「しかし…何も感じませんよこの森…?」
シュバルツ「ああ…多分…今回の魔族は気配を消すのが得意なんだろうな」
シュバルツ(それに…セレフィで感じないとなると
中級は覚悟しておいた方がいいな)
そしてセレフィの方を見た
セレフィ「…?」
シュバルツ(セレフィより強いだろうな…間違いなく)
セレフィ「どうしました?シュバルツ様?」
シュバルツ=シルト「いや…なんでも」
シュバルツ=シルト(セレフィは今回足でまといか…)
そう思っていると…
シュバルツ=シルト「!…来るぞ!セレフィ!」
セレフィ「はい!」チャキ
???「グオオオオオオ!」
シュバルツ=シルト「ワータイガーか!」
ワータイガー…ワーウルフの敵対的な種族
討伐ランクC
俊敏であり弓や魔法の攻撃をほとんど避ける
とても牙が鋭く鉄の防具を噛み砕いたと言われる
シュバルツ=シルト「プラーズ!(飲み込む炎)」
ワータイガー「グギャアアアア!?」
シュバルツ=シルト「やったか…?」
ワータイガー「ギロ」
ワータイガー「ガア゛ア゛!!(炎の牙)」
シュバルツ「おっと…」バッ
シュバルツは難なく回避した
シュバルツ=シルト「タフいな」シュ
ワータイガー「!?」シュ
お互い周りの木々をなぎ倒しながら攻撃を当てようとしていたワータイガーとシュバルツの戦いは目にも見えない速さの対決だった
セレフィ「見えない…」
セレフィにも見えないほどワータイガーとシュバルツの戦いはレベルが高くセレフィは戦慄した
シュバルツ=シルト「ふぅ…殺せたか…」
それでも技術の高い魔族には魔物では勝てなかった
シュバルツ=シルト「しかし…」
セレフィ「シュバルツ様!大丈夫ですか!?」
シュバルツ=シルト「ああ」
シュバルツ=シルト(今回は無傷で行けたが…複数来られると無傷では済まないな)
セレフィ「ですが…Cランクの魔物がどうしてこんなに強いのでしょう…」
そう…本来Cランクはセレフィでも難なく対処出来るはずである。
シュバルツ=シルト「おそらく…この森にいる魔族が関連しているだろう…」
セレフィ「早急に対処しなければ…街にいつ来るか…」
シュバルツ=シルト「ああ…行くぞ」
森の奥にセレフィとシュバルツは歩いていった
???「ジー」
森の奥にて…
???「ワータイガーがやられた…?」
森の奥の小屋には角を生やした男がいた…
魔族「ありえない…あいつは私の力を注いだというのに…」
魔族「…やはり…Cランクでは有象無象と同じですか…」
魔族「先程の使い魔がみせた映像を見たところ…
銀髪のこの男がいかに強いかがわかる……」
魔族「私自ら行きますか…」スタスタ
そう言って魔族は小屋を後にした…
シュバルツ=シルト「全然いないな…」
セレフィ「もう数日はここいますからね」
シュバルツ=シルト「もしかして…あのワータイガーがやったんじゃないか…?」
セレフィ「ですが…ワータイガー1人にCランクのパーティがやられるものでしょうか?」
シュバルツ=シルト「有り得るぞ悪名付きなら」
悪名付き…弱い魔物でも突然変異で強くなりそのほとんどが2段階討伐ランクが上がる
ゴブリンの悪名付きがDランクパーティを全滅させるくらい強くなる
シュバルツ=シルト「今回はたまたま悪名付きのワータイガーに出会ったんじゃないかと思うんだが…」
セレフィ「なるほど…しかし…討伐EランクであるゴブリンがDランクを全滅させるなんて…かなり悪名付きは強いんですね」
シュバルツ=シルト「まあ…悪名付きは突然変異だからな…予測不能だ変異は」
シュバルツ=シルト「…」チャキ
セレフィ「!?」チャキ
草むらから音が聞こえた2人は戦闘態勢に入っていた
???「シャドウバレット…(影弾)」
シュバルツ=シルト「防げ…」
セレフィ「プロテクション!(聖璧)」
???「ほう…脆弱な魔人でも私の攻撃を防げますか…」
シュバルツ=シルト「何者だ…」
???「これは失礼…私の名はアズリド=ユースフォード」
シュバルツ=シルト(こいつ…)
アズリド=ユースフォード「見たところ…あなたも魔族のようですが…?」
シュバルツ=シルト(こいつ…俺と同じ名前付き…
俺の正体に気づくのなんかセレフィ以外いなかったぞ…)
アズリドはショートの黒の髪に黒い手袋正装の服を着ていた
アズリド=ユースフォード「ですが…お邪魔虫がいるので…」パチン
影の中から…もう1人のアズリドが出てきた…
シュバルツ=シルト「ドッペル…?」
アズリド=ユースフォード「名前は少し似てますがあの半端な物と一緒にしては困りますね…」
アズリド=ユースフォード「ドッペルの方は使用者のの3分の1のレベルなのに対し…こちらのドッペルゲンガーはなんと2分の1で呼び出せるのですよ…?」
シュバルツ=シルト(今の俺のレベルは185…つまり…Lv90くらいで呼び出されるのか…)
アズリド=ユースフォード「それと…私のLvは176です…まあLv88ですかね…」
ドッペルゲンガー「!…」ビュン
セレフィ「な!?」
ドッペルゲンガー「…」ブン
セレフィ「クッ!」ブン
金属同士がぶつかり合う音がした
アズリド=ユースフォード「あなたのお相手は…ドッペルゲンガーにしてもらいますよ」
シュバルツ=シルト「セレフィ…」
アズリド=ユースフォード「よそ見は行けませんよ…!」シュ
シュバルツ=シルト「邪魔だな…」
アズリド=ユースフォード「クッ…!なるほど…これは強い」
シュバルツ=シルト(セレフィは大丈夫か?)
一方その頃…セレフィは
セレフィ「くぅぅぅ!」
ドッペルゲンガー「…」
セレフィ(速く…重い一撃…!これで2分の1なのか…!?)
ドッペルゲンガー「チャキ」
セレフィ(もう一本武器があったのか…)
ズバ
ドッペルゲンガー「…!」
セレフィ「危なかった…」
セレフィ(切られる寸前に切れた…)
セレフィ(おそらく…A級はくだらない強さ…)
セレフィ(いや…勝てるかでは無いな…)
セレフィ「勝つのだろう!」チャキ
ドッペルゲンガー「…」ヒュンヒュンヒュンヒュン
セレフィ(…両方に斧?)
ドッペルゲンガー「!」ブン!
セレフィ「投げるのか!戦技…」
ドッペルゲンガー「…!?」
セレフィ「瞬斬!」
ドッペルゲンガー「!」ブン
セレフィ「ガハッ…」
ドッペルゲンガー「…」チャキ
セレフィ「いや…これでいい…」
ドッペルゲンガー「…?」
ドッペルゲンガーの体から大量の血が吹き出した
ドッペルゲンガー「…」バタン
セレフィ(ふっ…瞬斬でよかったそのほかの手札を使っていれば死んでいた…)
瞬斬…相手にすら気付かれずに斬れる技…高度な技術を必要とする…斬られた相手は何ヶ所斬られたか分からずに死ぬ
セレフィ「シュバルツ様…は…」バタン
勝者…セレフィ
アズリド=ユースフォード「クソ!」
シュバルツ=シルト「ふん…」ザシュ
アズリド=ユースフォード「さすがに…レベルの差は埋められませんか…なら」
アズリド=ユースフォード「…」パシ
シュバルツ=シルト「レイピアか…?」
アズリド=ユースフォード「は!」ヒュ
シュバルツ=シルト「遅い…」パシ
アズリド=ユースフォード「指で先端を掴みますか…!」
アズリド=ユースフォード「ならば…!」
アズリドの頭上にたくさんの闇の玉が出現した
アズリド=ユースフォード「死になさい…!」
シュバルツを集中的に狙い放たれたその玉は…
シュバルツ=シルト「いいなそれ…こちらも…」
アズリド=ユースフォード「な…」
アズリドの体は全身が燃えていた
シュバルツ=シルト「中々強かったぞ…」スタスタ
アズリド=ユースフォード「待ちなさい…」
シュバルツ=シルト「ん?」
アズリド=ユースフォード「何故それほど力があるのに…幹部を狙わない…」
シュバルツ=シルト「何言ってんだ…俺は下級魔族だぞ?」
アズリド=ユースフォード「ありえない!それなら上級魔族で名前を与えられた私に勝てるはずがない!」
シュバルツ=シルト「そうなのか?じゃあ…」
アズリド=ユースフォード「…」
シュバルツ=シルト「まあ…そんなわけでじゃあな…」
そう言って…シュバルツはアズリドから見えないほど離れた…
アズリド=ユースフォード「努力か…笑わせてくれますね」
アズリド=ユースフォード「そうですね…魔族は死んだら魔界に行くので…魔界に帰ったら…故郷のご飯でも食べますか…」バタン
勝者…シュバルツ=シルト
シュバルツ=シルト「さてと…探知ではここら辺に…」
シュバルツ=シルト「おおいた…」
セレフィ「良かったです!」
シュバルツ=シルト「帰ろう…疲れた」
セレフィ「わかりました…」