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案内された部屋は、露天風呂付きの和室。
💙「……いい部屋だな」
❤「うん……」
どこか落ち着かない様子で、視線を泳がせる涼太。
ドキドキしながら、二人で露天風呂へ向かうと
突然、涼太がタオルを持ち上げ、翔太の目元を隠した。
💙「……っ!? 何して」
❤「ふふ」
❤「甘い時間……過ごそうね?」
💙(おい待て、なんだこれ。
付き合いたてのカップルがすることじゃねーぞ)
💙「……誰に吹き込まれた」
❤「……」
💙「言いなさい」
❤「……どこぞの、向井康二くんに」
💙「ったく……」
💙「涼太、それな」
💙「完全に遊ばれてるぞ」
❤「え!?そんな!!」
❤「俺は……真剣に話を受け入れたのに!!」
心底ショックを受けた顔で言うものだから、
💙「……ははっ」
💙「お前、ほんっと面白いな」
そう言って、翔太は無邪気な笑顔を見せる。
❤「……笑わないでよ」
💙「悪い悪い」
💙「ほら、ゆっくり入るぞ」
タオルを外し、自然に手を引く。
❤「……翔太の手、あったかい」
💙「……風呂入る前から言うな」
平然を装いながらも――
心臓の音は、うるさいくらいだった。
💙(……無自覚で落としにくるなよ)
つづく。