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二人はお風呂を出て、浴衣に着替える。
💙「……」
💙(……涼太、浴衣……似合いすぎだろ)
濡れた髪を軽く拭きながら、
少しゆったりとした浴衣を着た涼太。
色白の首元、無防備に見えるうなじに、
視線が勝手に吸い寄せられる。
💙(やば……見すぎだ)
ドキドキしながら眺めていると――
❤「あ、翔太」
❤「襟、曲がってる」
そう言って、涼太は何の迷いもなく近づいてくる。
💙「……っ」
距離、近い。
息がかかるほど近い。
涼太は真剣な顔で、
俺の浴衣の襟元をそっと直してくれる。
❤「ここ、こうして……」
💙(無理……近……)
❤「はい、できた!」
満足そうに顔を上げて、
❤「翔太……似合ってる」
ニコっと、柔らかく笑う。
💙「……///」
言葉が出ない。
💙(なんなんだよ……その顔……)
完全に、ドキドキさせられっぱなしだった。
﹏﹏﹏﹏﹏﹏
そのあと、二人で並んで酒を飲む。
夜風が心地よく、
温泉上がりの身体にお酒が回るのも早い。
――案の定。
❤「あはは、これおいしー!」
涼太は、すでにいいペースで飲んでいた。
💙「おい」
💙「のーみーすーぎ!!」
❤「いいじゃーん!」
❤「こういうときくらい、楽しまないと〜」
💙「ったく……」
呆れたように言いながらも、
涼太の楽しそうな顔を見ると強くは言えない。
💙「このままじゃな」
💙「甘い時間とやらが、過ごせねえぞ?」
その一言に――
❤「……えっ」
ピタッと動きが止まる。
涼太は、少し考えるようにしてから
そっとグラスを置いた。
❤「それは……」
❤「……嫌だ」
💙(……おい)
💙(今の、反則だろ)
💙「……涼太」
💙「おいで?」
静かに手を伸ばすと、
涼太は迷いもなく、素直に近寄ってくる。
💙「……かわいい」
近づいた距離に、心臓の音が重なる。
――甘い時間は、
もう始まっていた。
つづく。⚠次回センシティブ表現あり⚠