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ある日――
💙「はーーー!?!?」
💙「二人で出かけたの!?」
💙「ふざけんなってマジで!!」
💜「ごめんごめんw」
💛「あ、いや……今度は三人で――」
💙「いーや」
💙「二人で行こ?」
そう言って、渡辺が岩本の腕をぐっと掴む。
💛「え、べ、別にいいけど……」
💙「美味いケーキ屋、知ってんだよ」
💙「連れてってやる」
💛「え!?ほんと!どこ!?」
ぱっと表情が明るくなる。
目がキラキラしていた。
💜「……」
その様子を見て、
深澤は少しだけ口を尖らせる。
💙「楽しみにしとけよー」
そう言って、
渡辺は岩本の頭をくしゃっと撫でた。
岩本は、胸の奥が少しざわついた。
──────────────
岩本side
最近――
二人の様子が、少しおかしい気がする。
やたらと俺と二人きりになろうとするし、
距離も、なんか……近い。
💛(気のせい……か?)
その日は部活が休みだった。
静かな教室。
誰もいない空間で、
俺は机に突っ伏したまま、
うとうとと眠りに落ちていた。
――夢を見た。
💛(……あれ)
💛(深澤くん?)
振り向くと、
そこには深澤がいた。
💜「あ、ひかる」
いつもの笑顔。
でも、どこか――近い。
距離が、やけに近い。
💛「どうしたの?」
💜「んー……」
少しだけ照れたように笑って。
💜「俺さ」
💜「ひかるのこと、好きだわ」
💛「……っ、え?」
言葉が理解できない。
思考が止まる。
そのまま――
💜「だから」
💜「ちょっとだけ」
深澤の手が、そっと頬に触れる。
逃げる間もなく、
唇が重なった。
💛(……!?)
一瞬。
でも、確かに感じた温もり。
――そこで、目が覚めた。
💛「……は?」
がばっと顔を上げる。
静かな教室。
誰もいない。
💛(俺、今……)
💛(なんちゅー夢見てんだよ……)
口に手を当てる。
でも――
💛「……」
なぜか、
さっきの感触が、まだ残っている気がした。
教室には、
自分一人しかいないはずなのに――
つづく。