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ラ「ママー！パパー！」
深「どうしたの？らうちゃん」
岩「どうした？甘えたか？ﾆｺｯ」
ラ「んふふっ、なーんもない！」
深「なんだそりゃ！笑」
ふっかと俺の関係がいつからか夫婦って
言われるようになって、最年少のラウールが
俺たちの息子って存在になってから今までは
笑って冗談で夫婦って言っていたのが今では
離れられない大切な存在になっていてそれを
好きだと言う感情だと気づくのに時間は掛からなかった。
岩「どうやったら意識してくれるかな…」
それからはふっかの好きな飲み物を買ってみたり、眠たそうにしてたら上着をかけてあげて
肩を貸してあげたり、一緒にドライブに行ったり…
話したら長くなりそうなくらい色々尽くした
でも、相変わらずふっかはいつも通りで俺が
1人で空回りしてるみたいだ。
岩「なぁ、どう思う宮ちゃん」
宮「なにが？」
岩「ふっか、どうやったら振り向いてくれると思う？」
宮「うーん、…そうだなぁ、…」
ソファの隣に腰掛けていた宮ちゃんに相談するとまたふっか？って顔をされたけど俺そんなにふっかの話してたっけ？
宮「一回引いてみたら？」
岩「引く？」
宮「そう、与えすぎて駄目だったら引いてみろってよく言うでしょ？」
岩「引いてみるね…」
確かに俺は今までふっかに振り向いて欲しくて
ずっと構っていたけど引いてみるのもアリかもな…
岩「うん、引いてみるわ…ありがとう宮ちゃん」
宮「うん、力になれてよかったよﾆｺｯ」
岩「よし、今日からやってみるか…」
この日から俺のふっかの気を引く為に我慢をする生活が始まった
………………………………………………………
深澤side
最近ね、なんか照が俺に優しいんだよね
前からそうだったけどなんか違うって言うか…
でも俺は照の事が好き、だからそれ自体すごい
嬉しくって…でも、恥ずかしいから教えてあげないんだけど笑
でも今日はなんかおかしい…
いつもならおはようって言ってからすぐに俺のところに来てくれて一緒に出番が来るまでお話しするのに今日は俺のところに来ないで佐久間と話してる…
あれ？今日は一緒に飲み物買いに行かないの？
しかもなんか目合わないし…俺何かしたかな？
深「……ﾑｽｯ」
阿「ふっか？どうしたの？」
渡「お前バケモノが余計バケモノになるぞ？」
深「……照が構ってくれない」
阿「え？」
渡「はぁ？」
深「いつも俺の所に来て構ってくれるのに今日構ってくれない…」
阿「…今日はそう言う気分だったんじゃない？ほら、照も人間だし」
渡「俺もそう思うけど」
深「でも、なんかいつもと違うんだもん…‼︎」
阿「でも、照はふっかの彼氏でもなんでもないでしょ？それだったら仕方ないと思うけど…」
深「っ、そうだけどさぁ、…」
渡「まぁ、帰る時に聞いてみたらいいんじゃねーの？」
阿「うん、俺もそうしたらいいと思うよ？」
深「ん、わかった…そうする」
…………………………………………………………
岩本side
今日一日ふっかの事を避けて過ごして
わかった事…………俺がしんどい
朝からふっかと話してないし、飲み物も一緒に買いに行ってないし…
でも振り向いてもらう為には頑張らなきゃ駄目だから頑張るけどもうしんどいわ
ようやく帰る時間になって荷物を整理していると目の前にふっかが仁王立ちで立っていた。
岩「…えっと、ふっか？どうしたの？」
深「………………」
岩「ふっか？」
深「…なんで、今日俺じゃないの？」
岩「…ぇ？」
深「なんで今日俺の所に来なかったの⁉︎」
岩「………は？」
深「いつも照がおはようって話に来てくれるから今日一日頑張ろってなるのに…それに飲み物も一緒に買いに行けなかったし、照の事大好きなのに…あと、あとね…寂しかった」
突然何を言い出すんだと思ったら思いを寄せている人からの特大爆弾攻撃くらったんだけど
え、これで平常装える事ができる人がいたら
教えて？
深「…照？聞いてる？」
宮「照キャパオーバーしちゃったみたい」
目「っ、いわふかっ、」
岩「…ふっか、それはさ、俺の事好きだって事でいいの？」
深「へ、？………あ”っ、‼︎⁉︎///」
顔を真っ赤にして今にも飛び出して逃げようとするふっかの事を抱きしめて捕まえる
顔を見合わせれば頬を真っ赤に染め上げた
ふっかと目が合う。
そのまま気がついたら唇と唇を重ね合わせていた
深「ひ、かっ…んぅっ、！」
岩「…ﾁｭｯ…はぁっ、」
深「ひかる、…あのっ、///」
岩「ふっか、いや…辰哉、」
深「はっ、はい！」
岩「好きです、辰哉のことが好き…付き合ってくれますか？」
深「…うんっ、俺も照の事好き、大好き‼︎」
阿「よかったぁ！おめでと！」
目「いわふかが本当の夫婦になった‼︎」
ラ「パパ、ママおめでとぉぉ！」
佐「めめあべの次はいわふかかよ！笑」
向「照兄お幸せになぁ！ｸﾞｽｯ」
渡「いや、泣きすぎだから」
宮「ほら、引いてみて良かったでしょ？ﾆｺｯ」
岩「うん、ありがとう宮ちゃん」
宮「どういたしまして！」
いわふか編end
……………………………………………………
次回作…ゆり組編
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