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文豪ストレイドッグス
⌖ ꙳ ✧꙳*⭐︎❄︎ Prologue ❄︎⭐︎* ꙳✧ ꙳⌖
とある日、少年は目を覚ます。ふと起き上がるその瞬間。躰中に激痛がはしった、彼は必死に痛みに耐えるが、限界だったのか其の儘ベッドに倒れてしまう。咆哮、心臓の辺りの服をギュッっと握りながら、心臓辺りの激痛。そして躰中に疾る今までに無い様な痛みと闘いながら、
青年は病弱でも何もない、強いと云うなら、”ポートマフィアの歴代最年少幹部”と云う事。
この物語はそんな少年の話を描いたとても儚い物語である。
【第1章】第1話
✧《奇病患者用病院》✧
病名 : 「紅薔薇病」🗝️{奇病認定}
【繊細】
『1995年○月△○日
奇病 : 紅薔薇病 {奇病認定}
肌に薔薇の花が咲いてしまう。(タトゥーの様に薔薇の形が浮き出る)奇病。
尚、咲いた際には害はないが時が経つにつれて
《花弁が薄れていく》
全ての花弁が無くなった時薔薇と共に命が停止する。
正確な治療法は未だ解明されていない。』
男性はとあるサイトで《奇病患者用病院》と云う場があると知る。此処から近い為、急いでその病院に急ぐその男性の名は”太宰 治”
支度を済ませ家を後にする
「…ハァ…」
太宰はため息をついて肩を落とし、歩き始める。
「(妖しいなぁ…、奇病患者用病院なんて、出鱈目じゃない?)」
太宰は怪しみながらも其の{奇病患者用病院}に到着した。
其処は庭園がある。しかしとても古く、廃墟の様な感じの建物だった。
「此処ねぇ、」
太宰は首を少し傾げて云う。多少疑心暗鬼になりながらも中に入る。中は患者誰1人として居なかったが至って普通の病院だった。然し一点だけ違う所がある。其れは病院に入って判った。
《円筒型の医療機がある事》
其の中には人が居る。とても苦しんでいる様だが看護師と見られる人達は平然とその患者の観察しているかの様だった。
太宰は怯えながらも看護師の1人に声を掛ける
「ぁ、あのぉ。」
其の声は怯えていた。此は態と其の声を出したのではない。自然と、本能で其の声は漏れた。
と、其の時。1人の看護師が太宰の方へと振り向く
「あら、貴方が次の患者さん?」
と明るい声が病院内に響き渡る
太宰は吃驚して「ぇ、ええ。はい」
と私は怯えた声でそう告げる
「お待たせしてしまい申し訳ございません、ではこちらへ如何ぞ」
と病室に響き渡る声で云われた。私は恐る恐る其女性に付いていく
診察室
「如何ぞ、御座り下さい」
と微笑む。私は椅子に腰を下ろした
「それで、どの様な奇病で?」
と首を傾げる、其の顔はまるでこの世を見ていないかの様な目だった。
「嗚呼、これです」
と、腕の袖を捲り、其れを見せる
「此は、”紅薔薇病”ですね」
と微笑む様にして嗤う
「は、はぁ、」
と声を漏らしてしまう。信用できていないのか半信半疑で云った。
「その病はまだ正確な治療法が解明されていません、なので、処方薬は出せませんが、紅薔薇病を抑える方法を教えますね。」
と瞳から光をなくしてそう告げられた。すると円筒型の治療機の中で異常が発生したのか警報が鳴る。
主)区切ります