テラーノベル
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病室。
機械の音だけが静かに響く。
深澤はまだ目を覚まさない。
眠る横顔は、やけに穏やかだった。
💛(…守れなかった)
突然の出来事だった。
通りがかりの犯行。
誰でもよかった、なんて理由。
💛(…許せない)
でも——
今は怒りより、怖さのほうが大きい。
失うかもしれない恐怖。
岩本は静かに涙を流す。
そっと、手を握る。
そのとき。
💜「……ひかるも、泣くんだな」
💛「……!?」
💛「深澤!?」
💜「声でかい……頭に響く」
かすれた声。
でも、確かに笑っている。
💛「身体、つらいか?」
💜「ちょっとな」
💜「でも、大丈夫」
握る手に、少し力がこもる。
💜「ひかるが無事でよかった」
💛「……」
胸が締めつけられる。
涙が止まらない。
💜「危ない目にあうとさ」
💜「後悔ないように生きなきゃって思うな」
少し照れたように視線を逸らす。
💜「ひかる…」
💜「いつも一緒にいてくれてありがと」
空気が止まる。
💛「……深澤」
声が震える。
💛「これからも」
💛「そばにいさせてくれ」
深澤は、弱く笑った。
握った手は、もう離れない。
つづく。
きらちゃ
ゆき⛄️めめ🖤
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