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『煌めく大地のワルツロンド』
この世界は、三柱の神々の気まぐれと慈愛によって形作られたと言い伝えられている。
1人目は、天を焦がす黄金の翼を持つ太陽の女神、**サン・ドラゴン・アリス。**彼女は自由そのものであり、その奔放な神威は世界に熱と光をもたらすが、同時に予測不能な嵐を呼ぶこともしばしばであった。
2人目は、静寂なる夜を統べる月の男神、
ムーン・ライト・シジマ。凍てつくような冷徹さを纏う彼は、アリスと、もう一柱の神以外には決してその心の内を見せることはない。
3人目、生命の揺りかごたる大地を司る男神、
アース・クエイク・サンド。彼は海のように広い心を持つおおらかな方神であり、荒ぶる太陽と沈黙する月を繋ぎ止める、世界の調停役でもあった。
ー神話が息づくこの大地に、一人の少年が立っている。
名は、アガリ・ホワイトノック。
愛らしい顔立ちを残す七歳の子ども。しかし、その瞳の奥には、幼子には似つかしくない「老成した知性」が宿っていた。彼は異世界からこの地へと魂を運ばれた転生者であり、同時に、
三柱の神々の力をその身に借り受けることができる、類まれなる器の持ち主だったのである。
神と人、過去と未来。
煌めく大地を舞台に、一人の少年が奏でる
「ワルツロンド」が今、静かに幕を開ける…。
とあさ_
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