コメント
5件
凄過ぎ!
おぉ〜✨
連載終わらせないでまた読み切りでやんす
side桃
転校初日幼なじみと共に廊下を歩いていたら「バッシャーン」そんな音が聞こえた
音のなる所へ向かうと水浸しの君がいたんだ
その顔は虚無にも笑顔にも見えた
綺麗な顔だなと思った
幼なじみも俺と同じような顔をしていたと思う
5人揃って恋の弓矢を打たれた
5人とも同じクラスになった
そこには無表情の君がいた
他の奴らが「キャーキャー」
騒いでるときさえ無表情
深紅のような耳が揺れた
白い肌は雪のよう左右の違う瞳はトパーズとアメジストのようだった
転校してから1週間が経った
君以外の名前は教えてもらったけど君の名前が気になるから聞いてもみんな「あいつは𓏸𓏸なんだと」言われた
1番きになってるのは今は夏なのに長袖を着ているところ
勇気を出して聞いてみたら
「名前教えて?」きいたら
「ァッσ(·· )?」ってなったからうなづいた
お辞儀をしてどこかへ行った
ただ一言の言葉で聞いた声は美しかった
9日目
俺の幼なじみの黄が聞いた「好きな物はなんですか?」君は
紙にこう書いた「わかりません」
青が聞いた「好きなタイプは?」何言ってんだろって長年の付き合いだったけど思った
君はこう答えた
「愛をくれる人(小さく)なんでもないです」
何があったんだろ、これが声を出さない理由に繋がるかもしれない
紫ーくんが聞いた
「何があったの?」
橙が聞いた
「教えられたらでええで」
「ごめんなさい、無理です
ちなみに名前は赤って言いますニコッ」
すごく作り笑いぽかった
こっこっ
誰か来た
「赤?」
「にぃちゃんだよ、バイバイ」
初めて赤の上履きをみた罵詈雑言で埋め尽くされ1部が真っ赤に染まってた
それでわかった、彼は本格的な生徒からも先生からもいじめを受けているのではないか
まぁ、最初は紫ーくんが言ったんだけど
理由を聞いた。1つ目この間の水浸しの赤と水の音2つ目なんで1週間たっても赤の名前を教えてくれなかった3つ目上履き4つ目赤が遅く来た時の先生も放置していた赤の机の上の花
生徒からは確実にいじめは受けていると思った、なるほどなとみんな思った
「複雑な家庭環境(ボソッ)」
「桃くん、それ当たってる気がする」
「というか当たってるんじゃないですか」
「兄ちゃんも顔周りや腕傷だらけだし」
「いじめだとしたら先生にバレるから顔にはしないとは思う、ただ先生が加担してたら分からへんで、」
「愛をくれる人は子を愛する親ならいるはずだしいじめは確定だから愛があるとしたら家族だけ、、、」
「でも兄ちゃんが「愛の与え方を知らないとしたら?」
「「「「!?」」」」
「愛は母とかから受け取ったものをそのまま移しても一応愛のおすそ分けみたいな感じでできる、愛を受け取ったことがなかったら分からないはず」
トットッ
「お兄ちゃんと相談しました、俺の過去について話したいので体育館裏にください」
体育館裏
「俺は兄と俺と妹と弟と父と母との6人家族でしたしかし母はおれが3歳のころ他の男を作ったため家を出ていきました」淡々と語る話はとても辛い様な話でした
「父は母に似ていた俺と兄を”虐待”し始めましたあにはその頃小学校2年生だったためなのかそれがおかしいことに気づいてました、ただおれはなにもしら、ないから、そ、れが愛だと思っていました、幼稚園の友達にそれを言うとすぐ先生に伝わりました、父は偽りました、何もしてないと顔だけは良かったので笑いかけると先生は目にハートをうかべました、これが、あいなのかな?( •̥∧•̥` )そうだと思ってなのか小学校で愛想を良くしたらある女の子が俺を好きになりました、愛し返せる自信が無いからごめんと告白を断りました、すると女の子は大声でなき始めました」
なるほど暴力を愛だと思った。「妹と弟は?」
「妹と弟は父に似ていたため愛されて育ちました、兄と俺を妹と弟から離れさせて暴力を振るいました」
「続きですね?どこからか男の子が出てきました圧倒的に上の学年の子ですバレないように殴られ先生が来て女の子が言うんです『振られたからって殴られました』と、先生は俺のことが大っ嫌いで女の子の方が好きでした、そして俺を孤立させ、、、」
とかたって言った赤は1度泣きそうになったがいつもの顔で「ありがとう」といった
そして気づいた、もう限界でうちの体育館裏は屋上だった、フェンスの外側にいた君
トンと蝶のように飛び立った
不覚にも美しいと思った