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中学3年 3月
明日は卒業式。
3年間いろいろあった。
新しい友達なんて出来なかったけど、僕には勇斗くんがいる。
僕はずっと勇人くんを追いかけた。
勇斗の友達「よぉ、勇斗。明日さ、卒業式終わったらみんなでファミレス行かね?」
「あー、いいよ!仁人もくる?」
「いや、僕はいいよ!行ってきていいよ」
「あーそっか、わりぃやっぱりファミレス今度行こ!用事あるの思い出したわ。」
「そっか、わかった」
え?いつも部活終わり一緒に帰ってた友達だったのに断った、?
なんでだ、明日なんかあるのか、?
彼女か!?
卒業式の後彼女とプリクラ撮る例のやつか!?
勇斗にも彼女できたのかー、
「仁人。実はさ、俺あいつらとの飯より、仁人と飯行きたくてさ。だから断っちゃった笑」
「え?」
「だって、ずっと俺ら同じ学校だったろ?部活終わる時間違って中々帰れなかったし、休みも被ることもあまりなくて遊べなかったしさ、卒業式の後くらい一緒に飯行きたいなと思って。」
「たしかに、そうだね。ありがとう」
「なんだよ嬉しく無さそうだな笑」
唖然としてしまった。
部活の仲間より僕を取った。
嬉しくて泣きそうだった。
明日の卒業式の後、告白する。
もう、何言われてもいい。
明後日の合格発表で、同じ高校になれたとしても、この先どう思われてもいい。
僕はもうこんな罪な男のこと、友達として見れない、好きなんだ。
卒業式
無事卒業できた。
クラスのみんな泣いてる。
僕は泣いてない。特に思い入れなんてないから。
強いていえば勇斗くんと3年間同じクラスでずっとたわいも無い話をしてた時が一番幸せだった。
中学入って部活が始まってから、ほぼ遊んでないし、
だから授業中の勇斗くんの表情を見てる時がほんとに癒しだった。
「仁人。卒業おめでとう。」
「勇斗くんもおめでとう。」
「なんか照れるな、そろそろ行こっか飯」
「うん!」