いつも通りの日常、いつも通りの毎日、いつも通りの人生。
誰が楽しいと感じる?
友達と一緒にいるのは幸せだった。
変人な私を好きと言ってくれる友達が嬉しかった。
いつからだろうか、ここまで高望みしたのは。
自分を一番に見てほしかった。
自分を中心にしてほしかった。
貴方だけいればいいや。って言ってほしかった。
貴方がいないと周りが静かだわwって、私を求めてほしかった。
かっこよくなりたかった。
男になりたかった。
病んでいる人が凄くかっこよく見えた。
そんなこと思ったの、いつからだっけなぁ…
病んでいる人になりたかった。
自分を……俺呼びしたかった。
でもさ、現実って辛いよね。
早口で話していたとき、間違えて、「俺」って言っちゃったの。
そしたらね。「女なのに俺ってきも」って言われたの。
だからね。私は、…俺は絶対に裏切らない、一生隣りにいてくれて、俺の理想になってくれる人を探してたんだ。
月菜「今日も疲れたよ〜、月歌〜。」
月歌「はいはい、お疲れ様。月菜」
月菜「頭、よしよししてよ〜、」
月歌「は〜、いいよ( ^_^)\(- - )」
月菜「ふふ、優しいね。月歌は。」
月歌「でしょ、惚れてくれていいんやで」
月菜「そんなこと言わんくても、惚れるて」
月菜「ところで〜、月歌〜、教えてほしいことが〜、」
月歌「……わ〜た、置いといて、後で見る」
月菜「ありがと〜٩(๑´3`๑)۶」
月歌「てか、俺を頼りすぎると、いつか大変な目に遭うぞ」
月菜「ハハッ、確かにね〜、もう私、月歌がいないとな〜んにもできない」
月歌「そうかいそうかい。」
月菜「……いなくならないでね。」
月歌「主様の命令とあらば」
月菜「私、主様じゃないし。私が執事だし」
月歌「そんなバナナ」
月菜「そんなバナナです」
月歌「……でじま?」
月菜「でじまっす。」
月歌「うっそだぁ…」
月歌「こんなポンコツな執事、嫌だぞ」
月菜「ポンコツて〜、酷いな〜……事実だけど」
月歌「事実なんかい。」
月歌「確かに月菜は勉強できないけど、料理とか家事はできるじゃん」
月菜「…ねぇ、知ってる?」
月菜「家事とかできても勉強ができないと意味ないんだよ(´;ω;`)」
月菜「私は勉強できないのに、月歌はピアノも勉強も顔も性格も運動も良いって……偏りすぎだろ……」
月歌「お褒めに預かり光栄です。」
月菜「月歌は苦手なことなさそ〜」
月歌「あるよ。」
月菜「え?何?」
月歌「恋愛」
月菜「は?自慢?」
月歌「ちげぇ〜よ。」
月歌「恋愛下手って辛いぞ〜。」
月歌「なんだかね〜、興味のない人にだけ告白されるのに、好きな人には告白されないんだ」
月歌「毎日のように愛を囁いてるのに、気づきもしない」
月菜「自慢じゃん。」
月歌「何処がや」
月菜「…興味のない人にだけ告白される〜」
月歌「……ごめん」
月菜「……ごめん。冗談」
月歌「……は?」
月菜「ごめんて〜、許してちょ♡」
月歌「許さん」
月菜「え〜、どうすれば許してくれる〜?」
月歌「…………え〜………」
月菜「考えとけよ」
月歌「いやいや、そんなはじめから話す内容知ってるわけやないから無理やろ」
月菜「うん。無理だね。私だったら無理」
月歌「ほら、月菜も無理なんじゃん」
月菜「そりゃそーだ。てか、結局どうすれば許してくれるのさ」
月歌「あ〜、ん〜、デートしたら。」
月菜「うちらは恋人かなんかか」
月歌「Yes, I do」
月菜「どういう意味?」
月歌「知らへん。」
月菜「でゃすよな〜。…まぁ、デートするか〜……」
月歌「……でじま?」
月菜「手前から言ったんやろ…」
月歌「いや、嫌がるかと…」
月菜「カフェ食べに行こ。チョコパフェ」
月歌「お〜…いこいこ」
月歌「……じゃね〜よ!!夜だよ!今!!」
月歌「夜ご飯の、時間やろ。食べにいけよ」
月菜「え〜、分かったよ……」
〈でじま?とか、言ってると思うけど、この子のと話すとき(日常的)に使ってる言葉だからね。意味合いは〜、まじで?だね〉
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