自己満の塊作品読んでくれてる人いるっぽくて結構嬉しい黒井。です。あといっぱいいいねしてくれてる。
自己満作品にいっぱいいいねしてくれて感謝感激雨あられ…ということで今回もまた自己満です。
黒井。好みのものを好きなよ〜に書いていきます。
⚠キャメニキ。地雷さん回れ右~~
自己満の塊。またなんも考えずに書いてる。
話の構成とか本当になんも考えてない。
もしかしたらキャラ崩壊。
誤字脱字あっても許してくれ。
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今日も一日仕事をした。と言っても輝かしい社会人みたいな感じでは無いが…。
部屋に籠ってPCと睨み合って、電子機械を挟んで人と話して、またPCと睨み合う。楽しくはあるのだが部屋から動かないので自分の健康面が少し不安だ。
勿論将来も少し不安だが…。まぁ、自分の事だ、なんとかなるだろう。
と、どこから来ているのかよく分からない自信だけをアテに今日も一日仕事をした。
疲れたし、最近寒いから暖かい飲み物でも飲みながらゲームするか、とゲーミングチェアから立ち上がろうとした時、不意にスマホから通知音が鳴った。
「(誰だ…?)」
そう思いながらキーボードの横に置いてあるスマホを手に取って確認する。
《ニキくん。もし良かったらで良いんだけど、今週一緒に飲みに行かない?俺と2人で、になるけど…。ほら、最近色々あったしさ。》
これはまた…珍しい、と言ってもかなり珍しい事案だ。まさかあのキャメロンが人を飲みに誘う…とは。しかも一対一。
驚きもあったが嬉しさのあまりすぐに返信をした。
《まさかあのキャメさんが飲みに誘うとは…。全然OK、いつ行く?》
《あのキャメさんってどのキャメさんだよw今週末の土曜とかどうかな?空いてる?》
《空いてる。ニート舐めんな》
《舐めてたつもりは無いw》
メッセージをやり取りしながら自分の口元が緩んでるのがわかった。こんなに嬉しいと感じるとは…まぁ珍しすぎるしな。と今はそう考えていた。
【数日後】
約束の日が来た。少し気合を入れていつもの紫ジャージは封印してちょっとオシャレな感じの服装に替えたし風呂も入ったし髪もバッチリにした。
が、遅刻癖が治る訳ではなく。約束の時間を3分程度オーバーしてから指定の場所付近へと到着した。俺は急いでスマホを取りだし連絡を試みた。
《ごめんキャメさん!遅れた!!どこら辺?》
《全然いいよ👍あ、ちょっとそこで待ってて》
「…?」
急いでLINEを開きメッセージを送って相手のメッセージを読む。待ってろとは?スマホの画面を見たまま謎に包まれていると前に人が立つ。
「ばぁ、はは、やっぱりニキくんだ。なんかいつもより雰囲気違うから人違いだったらってちょっと不安だったけど。」
「うぉあッ?!き、キャメさん…びっくりした…。」
目の前でばあと大きめな声で驚かされる。心臓もバクバクと驚いている。情けない声と共に後退りした。心臓のある位置に手を添えた。呼吸と心拍数を元に戻す。
「…はぁ。マジでびっくりした…。」
「”うぉあッ?!”だって…wはははwニキくんの驚いた時の声面白かったな…録音でもしとけばよかった。」
「絶対やめろw。」「w、やらないよ。」
深く息を吐いて落ち着いた状態で話し出す。まだ少しいつもの心拍数よりは早く感じる。彼と他愛ない会話をしていたら少しづついつも通りの鼓動へ変わっていくはずだ。
集合は出来たし、早いこと行ってしまおうと2人で歩き出した。何気ない会話を歩きながら続ける。ふとキャメさんが口を開いた。
「さっき驚かした時も言ったけど、ニキくん今日すごいかっこいいじゃん。」
「いやいっつもかっこいいけどね僕は。まぁ今日は結構気合い入れたよ。てかキャメさんもちょっとイケメンじゃな〜ぁい?」
「ふふ、実は俺も今日、結構気合い入れたよ。」
キャメさんの言い方的に今日だけはかっこいい。みたいな言い方だった為、食い気味で訂正をすると彼は少し笑った。
やはりなんでも褒められると嬉しいが、同時に小っ恥ずかしさが来る。照れ隠し程度に相手をちらりと見て、今日イケメンじゃない?と返してみた。
彼も少し照れくさそうに頬をかきながらふにゃりと笑って気合いを入れてきたと言った。少し、俺は驚いた。そんなに楽しみにしてくれたのかなって。淡い期待を、抱いた。
流石に口には出せなかったけれど。
いい感じの時間帯になり丁度店にも着いた。店にはキャメさんが予約取ってたらしくスムーズに入店できた。
その一連の流れの手際の良さで俺は大人の男ってああいうの自然に出来るようになるんだなと隣で密かに感心していた。
「じゃ、お酒も来たし乾杯する?」
「しちゃうか〜〜!」
『カンパーイ!』
カチンとガラスのグラスが軽くぶつかり合って軽快な音が鳴った。酒を一口で飲み干す。と最近の事を思い出す。色々あった、イベントもあったしテレビとか…とにかく色々。
そんな色々なスケジュールに挟まれたから、酒をゆっくり飲んだような記憶はなくて、この1杯の酒でも充分自分の体に染み渡っていくのが分かる。
「っ…はぁ〜〜ッ!!美味い…染みる…。」
「いやぁ美味しいねぇ…!おかわりとか、もう料理とか頼んじゃおう、」
「いいねぇ。俺からあげ食いたいな。」
「お、いいチョイスだねニキくん。」
緩やかに2人だけの飲み会が始まった。料理を頼んで待ってる間もちまちまと酒をつまんで、最近あったでかいこととか私的なことまで幅広く話し合った。
そして、いつの間にかかなりの時間が経ってたようで、いつの間にか寝落ちてそのままキャメさんの家まで運ばれていたらしい。
目が覚めたら知らない天井だった。驚きでしかない。初めて飛び起きるという体験をした気がする。
「う、わ!ここどこ?!」
「あ、ニキくん起きたんだ。おはよう、ここは俺の家だよ。ニキくん途中から寝ちゃったからさ…。」
「あぁキャメさんの家か…なんだ…。ごめん、多分…迷惑かけて。」
「いや、全然。水飲むでしょ?どうぞ、これ。」
「ありがとう…。」
水の入ったコップを渡されそれを受け取る。
勢いよく飲み干し、どこまで記憶があるのかを思い出してみる。…駄目だ、思い出そうと思っても頭痛いしなんか体も痛い、し、なんだか喉もイガイガする。これ以上の詮索は嫌な予感がする、やめよう。
あっけなく終わった記憶の復活はもう考えないようにした。改めて思うのだが、キャメさんは少し聖人すぎる気がする。
酔った俺を置いてく訳ではなく自分の家まで連れてきてベッドで寝かし、着替えさせて、起きたあとのケアもバッチリ…流石だなキャメ…やる相手はいないのに。
とそんな風に思考しながら相手を見つめる。
「え〜…と、大丈夫?色々と。」
「ん?何が?」
「いや…お、覚えてない?もしかして。」
「な、何を…?」
『…。』
目が覚めた俺を心配して顔を覗き込んでくる。
…かなり心配してくれてるようだが一体…そして意味深なセリフ。2人して静まり返る。
本当にどう言うことなのだろうか。一度断念した記憶の復元をもう一度試みてみる。微かだが…段々と、記憶が蘇ってきている。
【数時間程前、キャメロン視点】
「ニキくん、起きて!」
「んん”…ぅぅ…ぇ、」
「わ、ここで吐かないでよ?!」「…ゔん、」
今日はゆっくりと飲み会をしていたはずだが、どうやら自分よりも先に潰れてしまったようだ。…こんなにお酒が弱かっただろうかと、彼を介抱しながら考える。
彼は一般の人間より少しはお酒が強いという認識だったが…思えば今日はかなり最初から飛ばしていた様な気もする。…楽しんでくれていたのだろうか?
彼は飲みの場でも、勿論撮影だってぐいぐいと皆を引っ張っていくような、そんな存在だ。誰かの前で酔った姿はあまり見た事ない。
そんな彼がちゃんと楽しめているのか常日頃考えてしまうが、今日は…俺の前でかなり酔ってくれるくらいには、楽しんでくれていたのだろうか。
彼の肩を支え足元の安定性を出してあげる。
さて、店は急いで出たが、ここからどうしようか。彼は今にでも吐きそうだ、早急に決めなければ…。ここから一番いい選択肢は…
まず1つ目はニキくんの家まで連れて行ってあげる。一番いいようにも思えるが、彼の家はこの現在地からは遠い…。きっと送り届ける間にゲロの道が出来るだろう…。
そして2つ目、タクシー代を渡してあげて帰す。これも先程と同様に車内で吐いて…というか、あの日のしろせんせーとりいちょのような感じになりそうでなんだか…。うん。やめよう。俺とニキくんはせめても健全な関係でありたいとも思う。
最後の3つ目だが…、俺の家まで連れていく。この店から程良い距離感だし、彼がゲロの道を作ることもないだろう、迷惑は誰にもかからないとも思うし…。
俺は数秒考えた上で3つ目の選択肢を選んだ。
鍵穴に鍵を差し込み半回転させるとガチャりと鳴って扉が開いた。ぐでぐでになって体が溶けてしまったかのようなニキくんを家にあがらせる。
「ゔぅ~~…ぎもぢわるい”…。」
「大丈夫?ニキくん…ここでなら吐いてくれてもいいよ?」
「…いや、だいじょうぶ…夜風に当たったから結構…だ、だいじょうぶ…に、なってきた…かも」
「え、えぇ…ホントに…?」
ベッドの上に座らせて、万が一のためのビニール袋を近くに用意しておく。気持ちが悪いと頭を抱えたニキくんを横目にコップ一杯分の水を用意して渡した。
大丈夫と何度も言われるとかなり信憑性が無いもので、なるべくそばにいてあげる。
「本当に大丈夫かい?ニキくん…。元々緩い服ぽくはあるけど、苦しいとかない?というか横になった方がいいと思うんだ。」
「…ん〜…だいじょうぶ。水も飲んだし…結構落ち着いてきたかも、…キャメさんは優しいなぁ…。俺そういうキャメさんとか、すごい好きだよ。なんて言うか…恋愛的な…そんな感じで。」
「ぇッ…?」
やはり心配で、ずっと喋りかけてしまう。その時の、不意に来た言葉。…酒は本性を表す、とか本音を出しやすくする、とか言うけれど…この言葉は彼の心のうち、なのだろうか…。
よく分からない、驚きで仕方ない、自分とは思わない困惑の声が口から出る。その変な声を聞いたニキくんはケラケラと笑った。
何が面白いんだ、君のせいで今…今俺はどんな心境だと…。いや、酔っ払いにそんなこと言ったってしょうがない、とにかく確認だけでも…
「ニキくん、さっきの言葉って、」
「んん”…?きゃめさんがすきだよってはなし…?…ちょっと…ねむいから…ねてもいい?」
「え、あぁ…うん。いいよ、寝てて。」
…マジか。彼は…俺のことが、…。…マジかぁ…。
【ニキ視点】
…思い出した…。嘘だろう?俺…、俺はなんてことを。…本当は知っていたはずなのに、その感情自体を忘れていた、忘れようとしていたはずなのに。
キャメロンに対してのこの気持ちに気付いたのは最近の方だ。配信とか撮影とか…プライベートでもいつしか目で追っていて、知らないうちにどんどん、戻れないとこまで進んで行って、そして…。
…酒で踏み込みすぎたようだ、自分の中に、心に…扉をして、鍵をかけていたはずなのに。知らないうちに踏み込んで、そのままポロッと出していたようで、まさかこんなことになるとは…、
「ご、ごめんキャメさん…ッ、おれ、俺…、」
「…そっか、。本当だったんだね、あの言葉は。…ニキくんは、演技が下手だなぁ…。もっと、いつも通りに冗談だよって笑ってくれれば、俺だって流せれたのに…、。」
俺の焦っている気持ちも全部見通した様に、俺の肩に手を置き、落ち着かせてくれる。あぁ…、優しいなぁ。こういうところも好きなんだ、俺は…どうしようもない…。
こんな自分が嫌になって、俯いてしまう。
「に、ニキくん…、その、俺、幻滅したとか、そういう訳じゃないんだ。」
「…大丈夫だよ、キャメさん。お世辞とか、もう…大丈夫。ホントに。」
今、絶対俺、凄い下手な笑い方してる。絶対バレてる。でもそれでもいい。とにかく、俺は今すぐにでもここから離れなければ、いや弁解が先なのだろうか。
部屋を少し見渡す。俺の荷物は綺麗にまとめられている。あの距離なら、取って、そのまま逃げ帰ることも可能だ。
「…っ、キャメさんごめん、ほんとに、でも…でも、俺以外のみんなは、嫌わないで。俺、俺を無視してくれたって、何してくれてもいいから…」
「、待って!ニキくん…!」
俺は素早く荷物をとって逃げるように玄関へ向かった。玄関の扉へと手をかける、俺を呼ぶ声を無視したまま。
ガチッ、と鳴った。
鍵がかかっていたようだ。…恥ず。嘘だろ?あんな…なんか、いい感じに逃げれたはずなのに。やらかした…自分の家と同じ仕様だと勘違いした。
…キャメロン、気付いてるからな、追い付いたお前が、後ろでクスクス笑い堪えてんの。
「…恥ずい。無理…。もう無理…。」
「…ッはははw!あぁダメだ笑っちゃった…wんふ…wあ、あんな、いい感じだったのに…。台無し…wはは…ぁぁ…ふぅ…はぁ…。ちょっと笑いすぎた。ごめん…ニキくん…wふふ、。」
俺がひとつ発するとせき止められていたものが全部溢れてしまったようで後ろから笑い声が飛んでくる。落ち着くためにした深呼吸の後でも少し笑いが漏れている。
キャメロンの方が見れない…。
そんな俺をくるりと回して、目を合わせに来る。彼は目を合わせようとするけれど俺は目を逸らして合わせまいとした。そんな俺の頬を手で挟んで無理やりに目を合わせる。
「ニキくん。俺の話を、聞いてほしいな。」
「う、ッ…わ、わひゃったはら…はなして…」
「それはどっちの”はなして”?話す方なのか、この手を離す方なのか。」
「お、面白くないぞキャメさん…。」
真剣な顔して、真剣な声して言うのに、それに対して俺はブスな顔で変な声で返す。いつもだったら笑い飛ばせそうなギャグとかも今は反応する気にすらもならない。
振り出しへと戻った。静寂が部屋中を満たしていく。そんな静寂を切り裂いたのはキャメロンだった。
「最初、びっくりしたよ。もちろんね。ニキくん俺のこと好きだったんだ、とか、今までどういう気持ちで俺と接してたんだろうとか、…俺も困惑してたんだと思う。だから変な言い方しかできなくて…ごめんね。勘違いさせるような感じで。」
なんで、キャメロンが謝るのだろう、俺が悪いのに。この人は優しすぎる。そういう所が好きだ。こんな状況なのに、好きだというのが止めれない。
俺が口を開こうとした時、それを遮ってキャメロンは話した。
「でも、俺はニキくんの気持ちを聞いて、嫌いになった訳じゃないよ、本当に。むしろ、なんて言うかな…気付かされた、って言うのかな。ニキくんに好きだって言われたあとニキくん寝ちゃってちょっとだけ時間があったから色々考えてたんだ。思えば俺も、なのかなって。」
「…え?」
「なんて言うかな、君を見ていた時間がとても長いように感じてるんだ。どんな記憶を思い出しても、最近じゃ君の顔が必ず浮かんでくるんだ。顔だけじゃなくて声とか、仕草とか。そう考えるとニキくんと感じてる気持ちと同じかなって。」
「そ、れっ…て。」
「だから多分、…いや絶対、俺は、ニキくんのことが…「あぁぁあ?!ま、待って待って待って、ちょっと…待って、展開についていけてない。」「え?!う、うん…。」
キャメロンの怒涛の勢いに俺は流されただけだった。俺にとってあまりにもご都合展開すぎるし、…感情と思考が大渋滞を起こしている。理解したすぎて急いで止めてしまったが、失礼なことをしたような…とちらりと彼に視線を向ける。
律儀に待ってくれている。俺を気遣って、…そうだ、多分、この後に続く言葉も、きっと…俺を気遣う為なのではないか、?…いやいやいや、そんなことしてなんのメリットが?でも…。
どうにも思考がまとまらない。そんな俺を見てキャメロンはクスリと笑った。
「ね、もう言っていいかな。」
「…ぅ、も、もうちょい…待って、」
「う〜…ん。無理かも、w」
待ち侘びたかのような目を向けられて俺は、少し怯んでしまった。もういいかなという問いに俺はまだ待ってと止めてみたが、どうやらもう待てないようだ。
俺たちは向き合って、互いを見つめあって、そして。…ゴールテープだと思っていたものはスタートラインだったようだ。俺たちは、ちょっと不器用なところがあるけれど、
2人でならきっと。
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随分長くなってしまった…。
6000文字超えおめでとう。そしてここまで読んでくれた人おめでとうありがとう。
今まで書いてたしろニキではなくキャメニキでしたがいかがだったろうか…?ちなみに続き書く予定だしR18予定の近日公開予定です。予定多いね。
あとなんか初投稿作品の続きが見たい!という要望も多いようなのでぼちぼち書いちゃおうかな~…とか思いつつ…。
まぁ色々考えてます。ここまで読んでくれてありがとうございました~~!!
コメント
1件
ニキくんが右なのほんとに大好きなんですーт т