カチコチ
ポンッ
敦「はいッ!?」
思わず振り向く
夜「敦くん…凄い緊張してる」
敦「そりゃあ、緊張しますよ…」
すると夜月さんがニッコリ笑って
夜「じゃあ、この街で生き残る秘訣を教えて進ぜよう!」
そう言って一枚の写真を見せて来た
敦「この人は…?」
太「マフィアだよ」
急に太宰さんが出てきてびっくりした…
太「尤も他に呼びようが無いから、そう呼んでいるだけだけどね」
夜「港を縄張りにするポートマフィアの一人、名前は芥川」
「マフィア自体も危険だけど、その人は軍警も手に負えないからね」
敦「何故、なのですか?」
夜「その人が危険な異能力者だからだよ。殺戮に特化した能力で軍警でも手に負えない。」
”私も_その人とは面倒くさいからやり合いたくないけどね”
太「一人では〜心中は〜できない〜二人では〜できる〜すごい〜」
そう歌いながらヘッドフォンを頭に付けている
国「オイ邪魔だ、除け」
そう言っても手でひらひらするばかり
国「全く何故こんな奴が探偵社に…我が理想にはこんな…」
その瞬間
ぱっ
太「あ。」
国「おい太宰!仕事は如何した!」
その瞬間、ヘッドフォンが手から消えていて
太「天の啓示待ち」
その時
夜「太宰ーお前仕事やれー」
太「やりたくないですよー」
国「お前…なんで夜月の時だけ普通に対応している」
夜「…それやりたいんだったら仕事終わらせとけば良かったのに」
太「急に入っちゃったんだもん〜しょうがないでしょ?」
国「??、は?」
国木田くん曰く、全く会話の意味がわからなかったとか
谷「アハハ、それは脅されましたね」
敦「笑い事じゃないですよう」
敦がため息を付く
敦「兇悪なマフィアとか直に死ぬぞとか…途んでもない処に入っちゃった」
谷「まァまァ、」
谷崎が慰める
谷「ボクでも続けられている位だから大丈夫ですッて」
敦が少し驚いたような顔をする
敦「でも谷崎さんも『異能力者』なのでしょう?どんな力なんです?」
谷崎が頭をポリポリする
谷「や、あんまり期待しないで下さいよ戦闘向きじゃないンですから」
ナ「ふふふ…兄様の能力素敵ですよ、ナオミあれ大好き」
谷「止めなッてナオミ…こんな処で」
またイチャイチャし始めた…という目で見る敦
するとナオミが
ナ「あら口応え?生意気な口はどの口かしら?」
そう言って谷崎の唇を触る
それを見ていた敦もかーっとなる
樋「着きました」
そこは狭い路地で一方通行だった
敦「なんか…鬼魅の悪い処ですね」
谷「…おかしい」
「本当に此処なンですか?ええと_
樋「樋口です」
谷崎が説明する
谷「樋口さん無法者と云うのは臆病な連中で、大抵取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。でも此処はホラ_
ピッと谷崎が道を指差す
「捕り方があっちから来たら逃げ場がない」
その時_
樋「その通りです」
髪を結び始める
「失礼とは存じますが嵌めさせて頂きました。私の目的は_
「貴方がたです」
それを云うと同時に電話を取り出し、何処かに掛けだした
「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します」
谷崎が顔を引きつらせる
谷「芥川…だって?」
その瞬間銃を出して_
樋「我が主の為_
「ここで死んで頂きます」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!