「ショッピ!?」
「…ちー、の、?」
軍の基地の防犯カメラが映らないところ。わいはよく、ここに来ていた。疲れた時とか、ほら、ここには猫がよう来るからさ…1人でふらっと遊びに来ていた。
それを知ってるのは、チーノだけやった。
「ど、ッ、どーしたん!?!?」
総統、総統、ころし、た。
「んー、いつも通り休憩…?」
「そんなわけないやろ!?なんでそんな過呼吸なっててん!!」
頭が回らない。
これは、疲れているからなのか。
脳のどこかでは、まだ副隊長を信じてしまっているのか。信頼してしまっているのか。
チーノになら言っても良かったのかもしれない。
でもいえなかった。
やっぱり完璧には信じられてないのかも。
失礼だな、申し訳ないな…
そんな考えが渦巻く。
「きょーはさ、1月24日やんか、?」
「…ッうん、」
ほんまやったら、俺はもうすぐ、死ぬ。
俺の行動で未来が変わるのなら
俺は何でもしたい。
かっこいい死に方をしたいのだ。
「…死んでまうんかなぁ、おれ、」
チーノには言っていなかったことがある。
それは、‘死刑執行日’が2月2日だ。という事。
グルッペンさんを殺そうとしたのは、
その1週間前の夜。
俺は、
26日に殺そうとしてしまうのだ。
はやくしなければ、もう手遅れかもしれない。
まぁ、このことはチーノには言わない。
ダサい死に方だからね。
そのまま、チーノとは解散した。
そして、俺は街に向かった。
最後になるかもしれない、
少しでも有意義な時間を過ごしていたかった。
まず最初は、煙草。
ショートピースを手に取って、金を払う。
「ショッピ様、悪いね。最近ちょっと値上がりしたんだよ…」
「あ、大丈夫っす。宝くじ当てたんで。」
「え?」
もうすぐ死ぬ可能性があるのなら、
ギャンブルに全振りしたらよくね?
確定で当たるんやし…。
大荒れするやつで当てるか。
我ながら、上手な時間の使い方だったと思う。
好きな事をやって、いい時間の使い方ができて。
あ、ちゃんと犯人であろう人も見つけたしな。
まぁ、副隊長…、と予想してるんやけど、なw
25日。
カレンダーにばつ印が1つ増える。
遂に明日。俺が疑われてしまうのかもしれない。
アリバイを作ろうか、それとも…。
逆に総統様の部屋にいればいいのでは??
あぁ、そうや。
「ショッピ」が二人おることになって場がこんがらがる。
副隊長は身をばらすしかなくなる…のでは?
こんなに上手くいくのかはわからないが、
試してみる価値はありそうだ。
もうすぐ完結します。
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コメント
8件
syp君宝くじ当てたり競馬当てたりやってんのやばいなぁ𐤔𐤔 確かにsyp君が2人おったら確実にありばいとか出来るもんな、頭良い~!!
たしかに2人いたら変になるもんな、、、。どうなっちゃうんだ〜!!!
きゃぁぁぁ続きが気になるニャン!