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「放浪者」はぁ…
博士が旅人と戦い、コロンビーナが月の影に行ってしまった…
ー僕は、何もできなかった。
「放浪者」そんなことを考えることが、無駄だって分かっているのに…
「放浪者」どうしてか、思い出してしまうんだ。
「放浪者」君にわかるかな……？ドゥリン。
「ドゥリン」か、笠っち！！見てるの…気がついてたんだね。
「放浪者」君は、もっと隠れるのが上手くなったほうがいい。いつか隠れたりしないといけなくなったら、君だったらすぐ捕まってしまう…
「ドゥリン」……
「放浪者」ま、僕がそんな風にはさせないけどね
「ドゥリン」笠っち…！！
「放浪者」……まぁ、今日はもう寝な。明日も博士の捜索で忙しいんだから
「ドゥリン」う、うん！
「放浪者」……
ドットーレがいたのに、なにもできなかった…
それが…今の僕がこんなになってる理由かもね…
最近は皆に心配されるから…
「ネフェル」あんた、大丈夫かい？ちゃんと寝れてる？
「放浪者」大丈夫さ…まだ、できる…
「ネフェル」そうか…
「イネファ」笠っちさん、お茶をお持ちいたしましょうか？
「放浪者」大丈夫さ、僕には必要ない
「イネファ」ですが…休憩なさっていないようでしたので…
「放浪者」こんなの…もう幾度も経験してきたからね…
「イネファ」は、はい…（大丈夫でしょうか…）
「旅人」大丈夫？放浪者。
「放浪者」なんだい？珍しいね、君が僕のことを気にかけてくれるなんて、
「パイモン」旅人は、お前のことを心配してくれてるんだぞ！ちょっとは感謝しろよ！
「旅人」博士のことが憎いのは皆同じだけど、皆もちゃんと休憩はとってる。人間と人形には違いなんてないんだからちゃんと皆と同じように休憩したら？
「放浪者」………ｯ……でもこれは…僕じゃなきゃダメなんだ…
「旅人」そっか……
「パイモン」それ以上博士のことを調べるつもりなら、オイラがナヒーダに通報しちゃうぞ！！
「放浪者」ご勝手に。
「放浪者」もう…限界なのかな……
「放浪者」ｯ………
「放浪者」………？これは…
「放浪者」ふふふっ……はははははｯ！！！
「放浪者」なぁんだ。簡単な事じゃないか！！
「放浪者」じゃあ、よろしく頼むよ。
「放浪者」■、
「■」…
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