w「……、林檎堂…?」
と、先輩に連れてこられた街に埋もれた所にあったのは、外観はすごく綺麗でおしゃれ。
汚い街とは大違い
大手企業の代わりにブラックすぎる会社。
やっと仕事が終わって帰れる。と思って電車に揺られてた
なのに。
先輩に会ってしまって、無理やりここに連れてこられた
お洒落なバーがある。
という理由で
でも今は飲む力もない。ただ早く帰って寝たい
・「1杯だけでもいいからさ?」
w「俺マジで今日飲みませんよ…」
・「ん〜!じゃあもう着いて来るだけでいいから」
w「はぁ、、それならいいですけど」
w「今度なんか奢ってくださいよ」
・「まじありがと!!」
店内のドアを開けると、シャランシャランと音が鳴る。
ドアの雰囲気からもう別の世界に来たみたいで、店内もすごく神秘的っていうか、落ち着くっていうか、
おとぎ話の世界に入ったみたいだ
人は今そんなにいなさそう
f「いらっしゃいませ~」
f「2名、ですか?」
f「テーブル席でよろしいでしょうか、」
俺が入る間なんてなく、どんどん話が進んでいく。
f「あ、○○様かぁ!」
f「お久しぶりです!」
先輩ここに来る途中始めてくるところって言ってたのに嘘ついてさ
f「今日は誰にしますか?」
誰にしますか、?
・「あーー、mくんで」
f「かしこまりました~」
w「えっ、先輩?」
・「ここね、専用の人つけれるの」
ホストみたいだな、と思いながら待つと、誰か来た
m「あ、こんばんはぁ~」
白いレースのついた仮面…?を被っていて、口元は見えなくて、目のところだけ空いている小柄な人だ
m「あは、初めてですか?」
w「あ、はい!!」
思わず緊張して大きい声を出してしまった
はっっず
m「んははっ笑、元気ですね」
m「ゆっくりしていってください︎。^^」
へにゃっと、目を細めて笑い、カウンターの方へ戻って行った
白い仮面と黒い服に、暖かい光が指してすごく映えてる
多分、このお店の雰囲気もあって話しているとすごくドキドキする
・「いい雰囲気でしょ」
w「、はい」
・「さっきのmくんはねぇ、俺のお気に入りなんだ〜、すっごい可愛くてさ」
w「…へ〜」
正直先輩のお気に入りなんか知りたくなかったけど、こんな素敵な場所に連れてきてくれたのだけは感謝してる。
m「○○さん決まりましたぁ~?」
・「あーー、ジントニックで」
・「若井は?」
w「……ホーセズネックで 」
m「ピクッ…はぁ〜い」
紙に頼んだメモを取って、またカウンターへ戻って行った
ふわふわしてて確かに可愛い
でも、顔が見えないからすごく気になる
w「ねぇ、なんであの子仮面してるんですか?」
・「あ~~~、確かに。」
結構来てそうで色々知ってそうなのに、知らないのかよ
・「ここのバーのアプリあるからインストールしな」
w「え、あぁ~、はい。」
《林檎堂》
と調べて、インストールして開いたら、緑の背景でリンゴの絵があった。
営業時間、誰がいるか、とかが細かく書いている
なんか、珍しいな
m「は〜い、ご注文のジントニックとホーセズネックです」
m「では、お隣失礼しまぁ〜す」
お隣??
・「…wwあぁ、ここねお話できるの」
やっぱりどこかホストみたい
m「…、お名前なんて言うんですか?」
w「あ、若井滉斗です」
m「若井さんね!」
m「若井さんのこと最初に見た時にさ、身長高いしかっこいいからどこかのモデルさんかと思いましたよ笑 」
w「あは、いえ、そんなんでもないですよ…」
・「こいつ会社でめちゃくちゃモテてるよ」
別にモテてる訳では無い。
ただ仲良くもない人達と喋ってたりするだけ
それもそれでめんどくさい
バレンタインの時なんか特に最悪だった。
色々と、ね笑
話していると、いつの間にか閉店時間になっていた。
こんなに集中して楽しい話をしたのはいつぶりだろうか
w「めっちゃ楽しかったです。誰かに話したかったこと全部言えた気します!」
m「良かったですっ♡僕もお話してすごく楽しかったです」
m「では、また~」
さて、と。
f「元貴〜〜?終わったー?」
m「終わりましたよ」
f「おっけー、今日裏メニュー入っちゃって元貴だったからさ、」
と、誰に頼まれたのか見ると僕の嫌いな人だった
m「ぅえ、僕この人嫌なんだよね」
f「まぁまぁ、僕も嫌いだし」
m「えっ、じゃあなんで、!」
f「しーっ、」
涼架さんの人差し指で僕の口を塞ごうとする
f「ほら、準備してきな?」
m「………はーい…」
裏メニュー
・?????
今日
27:40〜
ホーセズネック
=
運命
ではまた、
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