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あっはぁ何書きましょうかな…
そうして悩んだ末にドロドロを書くことにしました
ドロドロ→ドロドロ→ドロドロ→ほのぼのinシリアス→シリアス→?
で来てるしそろそろドロドロあってもいいよね(精神崩壊)
でも次の話は確実にカオスかほのぼのになります
でも単純なドロドロだと伸びないな~と思ってなんか…うん!カナダとかはやめましたわ()
ではとりあえずGo
日帝視点
「ないち~ッ!!」
きらきらした瞳が、目の前に映った
今日はパラオの独立記念日ということで、なんでも好きな物を買ってやると言ったのだが…”いらない”と一蹴されてしまった
だがその分楽しませようと、ゲームセンターに来ているのである。
「あまり羽目を外しすぎるなよ、パラオ…」
「分かってるよ~、ふふ!」
「うぐ…ッ」
どうもパラオには甘くなってしまう
きっと、見たことない太陽みたいな笑顔と騙されやすく心配になるほどの優しい性格からだろう
「ねぇ、ないち!これ取ろう、!!」
ぴょんぴょん飛び回って辿り着いた先は、一つのクレーンゲーム
ケースの中には、ふわふわとしたおにぎりのぬいぐるみが入っていた
パラオはチョイスが大分古くなってしまったんだなと少し思う…
「…おにぎり」
「おにぎりだよ!頑張って取るから、見ててね、!!」
そうすると急にバッと台に近付き、ぬいぐるみとにらめっこをし始めた
数回試すが、取れそうで取れない、といった様子だった
「…やろうか、?」
「う~ん…一人でやるつもりだったんだけど…ないちがどれくらい上手か、見てみたいし…ど~ぞ!」
そんな渋られるなら別にやらなくてもいいが…
という言葉は心の奥に仕舞っておこう
ふん、元軍人の力を見せてやろう…と言いながら、俺はぬいぐるみと向き合いクレーンを動かす…が
中々取れる気配が無かった
「…ないち、ド下手、?」
「がーん…!!」
日帝一生の不覚!!!
年下の、まだ幼いパラオにクレーンゲームで負けてしまったのである
最近の子はすごいなと感じた
そう思ってるうちに、またプレイが始まっている
「んん…ん、!ん~~…ぁ!!!」
暫くは唸っていたようだが、ようやく取れたという反応をしてみせたパラオを見て安堵した
「取れたぁぁっ!!!」
「おぉ、!すごいな…!!大事にしろよ、」
「ないち!これど~ぞ!!」
おにぎりの形をしたぬいぐるみがこちらを見つめてくる
なんだか怖いな…
そういった時、集団がこちらへ近づいてきて、ぶつかった
その拍子に、ぬいぐるみをどこかに引っ掛けてしまったようで…
「ん、!?」
「あ、すんません」
間抜けな声を出す集団のうちの一人に、心底腹が立った
このままお前もおにぎりにしてやろうか(殺意)
「ぁ゛~~…パラオ、俺が家に持って帰って縫い直してこよう」
ここはパラオも居るので、なんとか食い下がることにした
問題を起こしたら日本にスコーンと勢いよく叩かれるわけだし…
「…ぱらおが持って帰るよ、!縫うとかやってみたかったんだ…✨」
…きらきらしている
ならば、と渡す
だがなんだか元軍人の勘なのかもしれないが、…
”危ない”…と思ってしまう
まぁパラオに限ってそんな事は有り得ないので、次の所に行こうと思った
「そうか、よろしく頼む」
「よし!!次はあのコインゲームがしたくて~~」
「ないち!ばいばい~!!」
「嗚呼、また明日」
君が居ると、どうも顔が緩んでしまうな…
などは声に出して言ったわけでは無いのだが。
「…ないち、また明日」
こちらを見ながら笑うパラオに、違和感を覚える
先程…ぬいぐるみを俺のために作って持ってきてくれるというのが、なんともパラオの優しさを物語っているな…と思った
なのに、別れ際に見た笑いが、脳内から離れない
説明し難いものだったが、普通ではない気がしたのだ
…まぁ、パラオだから、きっと隠し事でもして顔が強張っているのだろう
その日は、気にしない事にした