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私は黒乃 葵今は家で勉強をしているの。
「はぁ~…今日も勉強か~…いいな~…他の子は外で遊んだり友達と遊べて~…」
「お母さんははぁ?よそはよそうちはうち!って言うけどお母さんも他のお母さんが出来てることが出来てないからよそはよそうちはうちなんだよな~…」
「こんなことは置いといて勉強しとかないと…また叱られちゃう…」
葵はいわゆる”毒親”の元で育ち親に縛られていた。
「葵~!ご飯よ~!降りて来なさい!」
「はーい」
「葵…?最近勉強はどう?」
「ぼちぼちかな~」
「はぁ…東大医学部主席で卒業出来るように頑張りなさいよ?」
「あ…うん…。」
「さっ!お父さんも帰ってきたことだしご飯食べよっか!」
いただきます。
「美味しいね。お母さん」
「ありがとう。葵」
30分後
ごちそうさまでした。
ごく普通の家族に見えたがそれから家庭環境はだんだん変わって行った。
「なんでこんなことも出来ないのよっ!葵っ!私は貴方のためを思って言ってるのにどうして出来ないのよ!ッッ」
ドンッッッッッ パリーンッッ
「痛いよッッお母さんッッ!辞めてッッ」
「貴方に拒否権なんてないのよ!私の言うことに従いなさいよっ!お父さんもなんか言いなさいよ!」
「葵。なんでこんなことも出来ないんだ。お前は我が家の1人だけの星だぞ?それなのにこんなことも出来ないなんて…」
パチンッッッ ドンッッッッッ ガッシャンッッッッッ
「ッッ辞めてッッ…私の人生は私だけのものなのに勝手に将来を決めないでよッッ!」
「お前の人生は親のものだよ!ふざけるな!親に向かってなんだよッッ!その態度は」
「ッッごめんなさいッッ!」
「それでいいんだよ…」
「もう寝るね。おやすみなさい…」
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彼女(葵)はこの家にいること、存在すること自体が嫌になった。そしてこう考えた。
「私なんて要らないんだ…ははは…もう死んじゃおっかな…はは…」
そう決めた。葵は。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい葵」
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静まり返った朝一番の学校。彼女は…屋上から飛び降り自殺をして生涯を終えた。