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玄関前には黒服の二人の男。わたくしと同じ格好。違いは彼らが二人ともサングラスをかけていること。
「真琴もサングラスをかけたらどうだ?」
「どうしてです?」
「少しは強く見える」
「陛下に言われたくないです。それなら陛下のその格好は何なんですか?」
「余は実際強いから強く見せる必要はなかろう」
陛下の今日の出で立ちは純白のゴスロリドレス。強く見えないのは当然として、フリルてんこ盛り、しかもボリューム感たっぷりで戦闘服としては甚だ不適当だ。
「何を今さら。余は魔王時代からドレスを着て戦っていたではないか」
「それは承知していますが……」
「いいから撮影準備だ」
「正面から突っ込むのですか?」
「敵は見つけ次第一人残らず殲滅する。いちいち敵を避けていては、避けた敵があとから余の前に立ちはだかってくる。その方が面倒だ。余のことはよい。それより真琴は防御魔法を自分にかけてあるのか」
「かけてません。防御魔法を使うと無力化されて戦えなくなるので」
「真琴に戦えとは言ってない。流れ弾が飛んでくる恐れもある。余も防御魔法で武装済みだ」
「陛下がご自身に防御魔法を? 敵と戦えなくなるじゃないですか」
「おまえはな。余は戦闘力が半減する程度だ。十分戦える」