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一つ屋根の下、地雷注意報

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一つ屋根の下、地雷注意報

6 - 第五話:「勝手に触んな」

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2025年05月03日

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夜8時。ドンキで買ってきた冷食や日用品を片付けたあと、

俺はいつものようにソファでゲームをしてた。


「てかさ」


突然、後ろから声。


「どこに置いた?うちのメイクポーチ」


「え?知らないけど。自分で持って帰ってきたろ」


「ないから聞いてんだけど?」


「いやいや、そっちの袋持ってたの、お前だって」


そのとき、テーブルの下に置いてたビニール袋に、

小さめのピンクのポーチが埋もれてるのを見つけた。


「あったわ。これ?」


俺が手に取って渡そうとした瞬間。


「勝手に触んな」


バッと言葉が飛んできた。


振り返ると、るかの目がマジだった。

笑ってない。眉も寄ってる。


(…地雷、踏んだ)


「……悪い」


ポーチをそっとテーブルに置く。


「つーか、女の持ち物に平気で触るとか、無神経すぎ」


「いや、落とし物だと思って…」


「言い訳いらないし」


そのまま、るかはポーチを奪うように手に取って、

自分の部屋に引っ込んでいった。



風呂に入ったあと、

なんとなく罪悪感が残ってて、

俺は冷蔵庫からプリンを二つ取り出した。


そのうちのひとつを、るかの部屋の前に置く。

ノックも何もせず、ただ置くだけ。


リビングに戻ってゲームを再開した頃、

キッチンのあたりで、スプーンの小さな音がした。


(……食ってんじゃん)


それだけで少しだけ安心した自分が、

なんかよくわかんなくて、鼻で笑った。

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