テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
――朝。
静かなマンション。
高良「……愛空さん?」(部屋の前)
ノック。
返事はない。
高良「失礼します」(ドアを開ける)
――誰もいない。
ベッドは整っていない。
スマホもない。
最低限の荷物だけ、消えている。
高良「……」
一瞬で理解する。
高良「……蓮さんに連絡を…」
――一方。
古びたマンションの一室。
インターホンが鳴る。
樹里「……はい」(ドアを開ける)
そこに立っていたのは――
愛空。
目が少し腫れている。
愛空「……泊めて」
樹里「……」
一瞬だけ、間。
樹里「いいよ」(すぐに開ける)
愛空「……ありがと」
――それだけで、十分だった。