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「マーダー!!」

俺の名を呼ぶ声が聞こえる。

「ねえ、みて!!この花綺麗だね!!」

「そうだな、綺麗だ」

輝くような赤や青、紫色の花が辺りに咲いている。

「あの月も綺麗だよね…」

キラーは夜空に指を指し呟く。

「綺麗な三日月だなぁ」

「…大好きだよ」

俺がキラーの呟きに言葉を返した瞬間、キラーはばっと俺に飛び込んでくる。

俺がキラーの勢いで倒れそうになって─────


「マーダー?」

「んー…キラー…?」

「誰だそれ。俺だ俺。ホラー」

ぼやけていた世界を拭き取るように目をごしごしと擦ると、目の前にはホラーが居た。

「あ…ホラーか。おはよう」

「おうおはよう。悪夢見なかったのか?いつもうなされてるのに」

大きな赤い目をこっちに向けホラーが言う。

今日の夢は…いい夢だった。

「…珍しくな」

「よかったな、眠れて」

「そうだな」

そうしてふと隣をみて。

そこにいるのは俺の弟のパピルスだ。

『兄ちゃん!そろそろボクと外に出てLOVEを集めようよ!!ニンゲンに勝てないよ!!』

マントをひらっとはためかせ、ドアへ指を指す。

「パピルス、その必要はないぜ」

片目を閉じパピルスに答える。

『なんで??』

パピルスはえっ?っというように目を見開いた。

「もう他人を塵に変えるようなニンゲンはいないからな。大丈夫だ」

半ば自分に言い聞かせるように言う。

ニンゲンとは仲良くなれる!と意気込んでいた本当のパピルスはもう帰ってこないと知っていた。

「おーいマーダー?また幻覚─パピルス─とお話か?」

ホラーがずいっと俺の視界に入ってくる。

「ああごめん。話が長引いてな…」

「早く飯でも食いに行こうぜ」

「そうだな」


ふと気になったことを聞いてみる。

「なあホラー」

「あ?なんだ?」

「キラー居ないのか?」

「キラー?」

心底不思議そうにこちらを見やり、ホラーは言う。

「誰だそいつ?」

「は?」

ホラーは本当に“キラー”が誰なのかわからないようだった。

あの筆じゃあるまいし、どうして忘れてしまったんだろうか。

食事中にも関わらず立ち上がり個人の部屋を見に行った。


キラーの物のはずの部屋はただの空き部屋になっていて、家具には埃が積もっていた。

「おーい、なにしてんだ~?こんなとこで」

若干けだるそうな、聞き覚えのある声が後ろから聞こえた。

「…ナイトメア」

「おー、どうしたそんなお前にしちゃびっくりした顔して」

「キラーってわかるか」

「殺戮者?なんでんな誰だってわかるようなこと聞くんだ?」

「お前もか」

「は?」

どうりで闇の帝王(笑)と呼ばれるわけだな。

…いやタコに八つ当たりしてる場合じゃない。

黒いタコのとドアの隙間をすり抜け廊下へ出る。

存在が消えたあのキラーを覚えている誰かは居ないのだろうか。




途中までエラインにしようと思ってた。でもマダキラ書きたい欲がさ…()

好評でしたら続き考えまっせ!!

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

3

ユーザー

続き楽しみです!( ≧∀≦)ノ

ユーザー

メッチャクチャ続きが楽しみです!!!!!!!!!!

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