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ピクルは自身の足ベルトに隠していた短刀を右手に構え、姿勢を変えた
それを見てカレドニアは質問をした
カレドニア)ほーう?もしや原始的な戦いをご所望で?
ピクル)ふん、別にそんなんじゃねぇよ。俺は俺の得意な戦い方をするだけだ
ピクルは姿勢を崩さずに質問に答える
カレドニア)…来ないのですか?
ピクル)……
カレドニアは少し口角を上げる
カレドニア)来ないのならば、こちらから行かせていただきますッ!
カレドニアはピクルの方に走り出した
カレドニア)フレイムッ!
カレドニアの右手から大きな赤い炎が発生し、ピクルを襲う
ピクル)(くッ!炎の能力者かっ!?)
ピクルは間合いを取りながら能力を使う
ピクル)リバー!
ピクルの左手から大量の水が流れ出ては、炎を消していく
カレドニアは大量の水を避ける
カレドニア)おやっ、僕が思っているより、貴方はまともに能力が使えるみたいですねッ!
ピクル)……
カレドニアは笑顔のままだ
カレドニア)でもまだまだ序の口!
カレドニア)フレイムドラゴンッ!!
カレドニアが大きく口を開けると、中から炎をまとった大きな龍がゆっくりと出てくる
ズルズル、ズルズル、と体内から出ていく
それを見たピクルは驚いた顔をする
ピクル)(はぁっ?!でっか、?!顔だけでも5mはあるぞッ!?)
炎の龍は辺りの草原を見ては口から炎を出し、辺りを燃やす
カレドニア)菫コ縺ョ蜻ス莉、縺ォ蠕薙∴縲ゅ≠縺?▽繧呈ョコ縺幢シ
カレドニアは何かの鳴き声のような声を出す
カレドニアが言葉を言い終わると、炎龍はピクルの方を向き、ひと鳴き。
どうやらピクルに標的が向いたようだった
カレドニアはまた笑顔になり、両手を開いてこちらを向く
カレドニア)どうです?美しいでしょう。この子は僕の中では最高傑作です。この子の炎で死ぬ事ができるのが羨ましいくらいですねぇ。
ピクル)……(やばいな。あの龍、俺の水で消すことが出来るかどうか。どうするか…)
ピクル)おわッ?!
間一髪。避けることができた
どこからかとても速い炎の球がピクルに向かって飛ぶ
空を見上げると、炎龍が上空から先程の球を投げていた
ピクル)(くっ、上空にいやがる。)
カレドニア)そぉ〜れっ!火の海だぁッ!!
カレドニアは踊るように炎龍の指揮をとる
炎の球は先程より大量に放出されていく
ピクル)(“アレ”をするには、近づくしかないっ、)
ピクルは炎の球を避けながら炎龍の方へと走り出す
カレドニア)おんや?どこへ行くんです。私の子の方に行ったところで何も出来ないでしょうに
ピクル)ふっ、どうかな?
ピクルは炎龍の下に行くと、先程の短刀を口にくわえる
ピクル)(ボソッ)大地の水よ。私に応えろ。
ピクルは膝立ちをし、両手を地面に付けて言葉を放つ
カレドニア)…そんところでうずくまって何してるんです?
ピクルはカレドニアなど相手にせず、言葉を続ける
ピクル)(ボソッ)*純水の女神よ*。
カレドニアはピクルの態度に憤慨した
カレドニア)こっ、この僕を無視するとはッ!ふん!いいでしょう。そんなに早く死にたいのなら、お望み通りにして差し上げますッ!
カレドニア)縺輔▲縺輔→縺薙>縺、繧呈ョコ縺
カレドニアはまたもや炎龍に鳴き声のような声をかける
炎龍は上空を移動し、地面と平行に飛びピクルの方へ行く。
炎龍は巨大な口を開く。ピクルの場所まであと一秒もかからない
ピクル)今、
炎龍はピクルを口の中におさめた
カレドニア)よーくやった!さすがは僕の……んっ?
ボコッ…ボコボコンッ
辺りの地面から水が溢れ出る
カレドニア)なっ、なんだ?!
炎龍の口の中からはピクルの声がした
ピクル)我に微笑みかけん。
ピクルが言葉を言い終わる。すると、
地面から凄い勢いで純水が溢れ、炎龍を襲う
純水は炎龍の頭を直撃し、半分ほど消火することに成功
炎龍は大きな鳴き声を出し、上空へと逃げ出す
ピクルは口にくわえていた短刀を右手に持ち直した
ピクル)おっと、逃がさねぇぞ
ピクルは右手に持った短刀の刃先を炎龍の方向に向ける
辺りの純水はピクルに従うように炎龍に向かって純水を放ち、炎龍を地面に落とした
ピクルは地面に落ちた炎龍に近づく
ピクル)純水の女神と共に眠りな___。
炎龍は辺りの純水に呑まれるように消滅していった
ピクル)……ッ、
ピクルは短刀を手から離し、地面に倒れ込む
ピクル)くっ、くそッ。力をッ、使い…過ぎたッ。
辺りを見るとカレドニアの姿はなく、草々は燃えており、水の壁によりかかっている少年が見える
ピクルはゆっくりと立ち上がり、フラフラしながら少年の方へと向かう
ピクル)よ、かった。何とか、お前を守れたみたいだ…
腕の傷を見ると、まだまだ血が止まる気配がない
少年の頭を撫でる
ピクル)もうすぐッ、ルルアが来てくれるさ。それまでッ、もうちょっとのしんぼu…お”ぁッ?!
ピクルの背中には短刀が刺され、地面に倒れ込む
後ろを振り返ると何者かが立っていた
そこには全身がボロボロになり、右腕が折れたカレドニアが立っていた
カレドニア)はーっ、はーっ。
ピクル)おッ、お前。まだッ生きてやがったのかッ、
カレドニアは細かく呼吸をする
カレドニア)まだッ。まだッ僕の人生は終わらない!こいつを持ち帰ればッ!認めてもらえるッ。
カレドニアは深く短刀を刺し、手を離す
ピクル)ぐあ”ッ!やッ、やめろッ、そいつにッ触れるなッ!
カレドニアは少年を片手で持ち上げ、歩き出す
ピクル)まッ、待てッ、
カレドニア)お前はッ、もうここで終わりだ。苦しい夢を見て死ぬんだな。
カレドニアはピクルからどんどん離れていく__
ピクルの頭の周りに炎が集まる
ピクル)ゴホッゴホッ、酸素ッ……がっ。
炎はピクルの周りの酸素を吸い込んでいく
ピクル)ま……てッ、
少しずつ頭が遠くなるような感覚に落ちる
ピクル)(体が……言うことを聞かねぇ。)
目の前がゆっくりと暗くなっていく
ピクル)る……るあ__
ピクルはぴくりとも動かなくなった_____