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あれは、なんだろうか。
部屋の隅に転がっている何か….いや、誰かだろうか。
「…ってぇ….いてぇ…」
言葉を話すなら[誰か]であっているのだろう。
そんなことはどうでもいいのだ。
我が家は知らない誰かに侵入を許したのだ。
気が気ではない。
現に僕はこの誰かに対し、一つとしてアクションを取れないほどに唖然としている。
よく見ると人かどうかも怪しい。
僕の目が…いや、この場合頭がおかしくなければ仮称[誰か]の肌は青い。
「クッソー…こんな思いっきり転がり込むことになるなんてな…イッテェ」
無理もない。
僕が起き上がった瞬間、視界の端に体操選手も驚きの縦回転をしながら現れたのだから。
いや、だからそんなこと考えている場合ではないのだ。
青い肌の不審者が突如部屋に現れたのだ。
僕がしばらく固まっていると、[誰か]は僕の部屋を見渡し、最後に僕と目を合わせた。
「….おい、おい……嘘だろ」
お前は生き別れの兄弟じゃないか!とでも言うのだろうか。
そんなことよりも部屋から出ていって欲しい。
ついでに言うなら逮捕されて欲しい。
[誰か]は一通り口をパクパクさせた後、浅い深呼吸を行い、口を開いた。
「お前、どこまで見た?…」