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#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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485
狭山さんとリモートで唐和開港綺譚三巻の細かい打ち合わせをしている。プロットは出来てるんだけど、漢方や薬膳の描写をもう少し詰めたいんだって。
と入ってもそれは割とすぐ終わり、なんとなく雑談に流れてしまった。狭山さんの結婚式の話から、狭山さんは自分が結婚できると思っていなかったという話になる。
〈本当に、あかりさんがいなかったら僕、異常独身男性の道をひた走りでしたよ〉
「異常にはならないでしょ」
俺は笑った。狭山さんの性格には信頼を置いている。
けど、まあ、狭山さんがネットミームで自分をそう表現するのはわからなくもない。彼女いない歴=年齢だったと裏垢で言ってたからな……。まあ俺もそうなんだけど……。
〈和泉さんも、だからいきなりいい人現れるかも?〉
「そんなもんですかねえ?」
〈千歳さん的には、すごく和泉さんに結婚してほしいんですよね?〉
『ワシの話か?』
組紐を作っていた千歳が俺の横に来た。
『本当、こいつにいい人できないかなと思ってるんだ。令和はさ、共働き多いから、こいつの嫁の代わりにワシ、家事全部やるし子守もやるつもりなんだ。だからさ、いい人いないかな?』
え、そうだったの?
狭山さんも、少し意外そうな顔をした。
〈あ、そうなんですか……〉
狭山さんは少し考え、それから言った。
〈あー、そう言えばうちの妹、本気で和泉さんにメイクしたがってまして……良ければどこかで付き合ってもらえないかと……〉
「あ、本当ですか? 私も本気でメンズメイク入門知りたいんですよ」
なんだなんだ、急に話が変わったな。え、まさか咲さん(埼玉9号さん)を?
〈咲、頼めば普通にメイクしてくれるし、メイク教えてくれると思いますんで〉
「そうですか! ありがとうございます」
千歳も何かに気づいたらしくて、色めき立った。
『お、あの人か! かっこよくなって口説いてこい!』
「いや、そんな邪な事だめだよ、俺メイク頼む立場なんだから」
俺は千歳を抑えた。狭山さんは〈その〉と少し言いにくそうにつぶやいてから、俺に言った。
〈あの……その、僕はその、咲の性格も和泉さんの性格も知った上で言うんですが、わりと……相性いいんじゃないかと……〉
「え」
『え』
「もしよければ、和泉さん婚活したがってるってこと咲に伝えて、そういう可能性も含めて会ってみてくれないかって伝えますけども……」
「ええっ」
何!? いくらいきなり現れるったって、唐突すぎない!?
俺は慌てた。
「と、とりあえずその、メンズメイクについてはそういう気持ちなく普通に頼みたいんで、咲さんに私から直接連絡取ります」
〈あ、はい……僕も咲に今のこと伝えときますんで〉
「あ、ありがとうございます……」
な、なんでこんなに話が急に!?
えーと、千歳が家事やる話からいきなりってことは、家事苦手とか嫌いとかって人なのかな。そりゃ、咲さんには、割と人間的に好感持ってたけど……。
千歳は、すごく喜んでいた。
コメント
1件
え、え、え!!?って和泉さんと一緒に叫んじゃったよこのエピソード😂💕 まさかの千歳の家事宣言から咲さんとの婚活ルートに急展開!狭山さんが「相性いいんじゃないか」って言うの、地味に信頼されてる感じがして胸熱🔥 千歳がめっちゃ喜んでるのも可愛いし、和泉さんの慌てっぷりがツボすぎるww もうこの先どうなるの!?続きが待ちきれないよ〜😭✨