小説を書いてみようと思います!
更新が遅いかもですが
よろしくお願いします!
あと操作があまり分からない……。
⚠内容がグロいです。不穏。最初は明るい。
過激的というわけではないけど、女攻め要素
があります。
古舘 クヌギ(15)
男子高校生。
いつも弁当を持ってこない。
|クヌギmain
まだ空気が暖かい夏、みたいな6月の始め。
今日は時間に余裕があるからゆっくりと
自転車を漕いでゆく。
まだ入学して2ヶ月程度の堅苦しい制服に
ぬるい風が当たってまあまあ心地よい。
4月は桃色だった桜の木も今ではすっかり緑色
になっていて、
これもこれで綺麗だな。
なんて思う。
今日はなにをしようか。
購買部のパン争奪戦に勝てるだろうか。
授業中にあいつをからかってやろう。
“先輩”は今日もこっちに来るのかな。
そう考えにふけていると、
木々の隙間にそびえ立つ校舎が見えてきた。
「ちぇー」
もう学校か、と思いながら
「最後は全速力で校舎に飛び込んでやろう」と
自転車を漕いだらつまづいて盛大にコケた。
近くにいた他のクラスの奴に笑われてしまっ
た。
下駄箱に靴を入れて、
少し赤くなった額を撫でながら
階段を上がる。
朝からため息を吐いて、教室の扉を開ける 。
「お前、今日早いじゃん」
入学式の後すぐ意気投合し、
一気に仲良くなった友達のサカキが
驚いたような顔で言う。
「いつも遅刻寸前なのに。」
「いやいやいや、本当はもうちょっと早く来る
んだったんだよ。 」
「原因はそのデコに隠されてんのか?」
ぐいっと額を押されて「いてぇいてぇ」と喚く
オレ。
「そうだよ、自転車でコケたんだよ」
「馬鹿なヤツ」
「なんだとっ !?」
オレは覚えたてのプロレス技を
お見舞いするとサカキは
「ギブギブっ!!」と言って
その後2人で笑いながら席に着いた。
昼休み。
少し甘めの玉子焼きを頬張り、
フルーツジュースと一緒に飲み込んだ。
「その食い方、不味くねえの?」
「んー……んー? 」
「んだそれ」
サカキに聞かれるけど、
この味をどう表せばいいのか。
とりあえず玉子焼きは美味しかった。
「なぁシオン、俺の分はー?」
「サカキは弁当忘れてきただけでしょ。」
「ケチ女。毎週プリチュア見てるくせに。」
「なんでそれ知って…しねっヘタレ野郎!!」
サカキに向かってシオンがジュースの缶を
投げ付ける。
もう令和だってのにあの幼なじみ2人組は……
それにしても、
シオンは本当に面倒見がいいなと思う。
いつも弁当を持ってこないオレに
作って持ってきてくれたのだ。
お陰でオレはパン争奪戦を免れた。
「今日放課後どうするー?」
パンの耳を齧りながらサカキが話し出す。
ああ、争奪戦に負けたんだな。
パンの耳は争奪戦に負けた人たちに
購買部のおばちゃんがくれる情けのような、
負け組からみたら神の恵みのようなものだ。
「俺はゲーセンかカラオケがいい」
「オレ ゲーセンに1票!」
「私、”先輩”がいないなら行かなーい」
「誘ってみようぜ」
昼休みの中間あたりになり、一段と教室が
騒がしくなってきた。
「おーい」
その声は、
「なに話してるのぉ?」
「「「ケヤキ先輩!」」」
中途半端なところで終わっちゃって
ごめんなさい!!
それではまた今度お会いしましょう(*^^*)