あ、あれ?えーっと、ちょっと待っててね……
何時もの余裕ぶった彼はいない。
今は俺の上でゴムが付けられなくて手間取っている。さすがにこっちも風邪ひくっつーの。
おい、貸せ。つけてやるから。
あ、ちょ、さわるなっ……あぁ!
おいおいまじかよ。何にもしないでいきやがった。 あのなぁ!!と声が出かかってはたと止まる。
……まさかはじめて?
何も言わない彼の顔を見つめ、これ以上はやめようと思った。
悪かったよ…言ってくれればよかったのに。
いや、その、初めてじゃない。けど、久しぶりすぎて、その。
おーおー!分かったよ!もっかいゆっくり行こうぜ。な?
下から覗き込むように満面の笑みで彼を見ると、強ばっていた表情が徐々に緩み、よっぽど力んでたんだなとわかった。
なんか、俺、ダサいよね。
そんな事言うなよ!そんなところも含めて俺は大好きだよ!
あからさまに落ち込んでる彼を全身でハグして気持ちが伝わるようにと願いを込める。
ゆっくりキスをして、刈られたばかりの襟足を撫でる。
涼太の匂い好きだなぁ。
ありがとう。……あ
2人の間でむくむくと兆しを見せるお互いのもの。 同時に目が合いついつい笑ってしまう。
もう1回仕切り直させて。
おう!俺の前でカッコつけなくても良いぞ、自然体で居ろよ。にゃは!
いつもありがとう。その笑顔が、好き。
コメント
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🩷ってわかった🙋

笑ったところに「にゃは!」と入れるべきでした🤭
涼太って呼ぶのは やっぱり💙しかいない気が💓