テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
40
えれめんたる
#ダークファンタジー
#サスペンス
古井戸の前に立ったとき、et (私)は胸の奥がざわつくのを感じていた。
冷たい霧が足元を這い、まるで「来るな」と言っているようだった。
「ここが……記録にあった場所か」 mf君が井戸の縁に手を置く。
「なんか、空気が変だな」
jpが眉をひそめる。
「霧が……重い」 etが呟いた。
「etさん、無理はしないでください」 noさんがそっと声をかけてくれる。
「ありがとう、noさん。でも……ここに来なきゃいけない気がするの」
「etちゃん…… 気をつけてね」
rnが心配そうに手を握る。
「大丈夫。rnがいてくれるから、怖くないよ」
「etさん、俺も一緒に行く」
ya君が静かに言った。
「お前ひとりじゃ、危なすぎる」
「俺も行くぞ。なんか、気になるしな」
jpが井戸の中を覗き込む。
「僕も同行する。記録と照らし合わせたい」
mf君が頷いた。
「じゃあ、俺たちは上で見張ってる」 ttnが井戸の周囲を見回す。
「何かあったら、すぐ知らせてください」 naさんが落ち着いた声で言った。
「etさんの気配、ちゃんと見てますから」 svさんも頷く。
井戸の中は、思ったよりも広く、うた。
石壁には苔が生え、ところどころに古い文字が刻まれている。
「……これ、封印術式か?」 mf君が指でなぞる。
「霧を閉じ込めるためのもんかもな」 ya君が警戒を強める
「……あれ、見て」
etが指差した先に、白く光る何かがあった。
それは、古びた木箱だった。
蓋には、見覚えのない紋章が刻まれている。
「開けてみるか」
jpが手を伸ばす。
「待って」
etが制した
「……これ、私が触れなきゃいけない気がする」
etはそっと手を伸ばし、箱に触れた。
その瞬間――
霧が、爆ぜた。
視界が白に染まり、音が消える。
そして、声が響いた。
『___et。
もう、忘れなくていいんだよ』
「……え……?」
etの瞳が揺れる。
霧の中に、白い影が立っていた。
その姿は、どこか懐かしくて、温かくて
「あなたは……だれ……?」
白い影は、ただ静かに微笑んだ。
『また、会えたね』
etの胸が、強く締めつけられた。 涙が、知らずに頬を伝っていた。
「…… どうして……私、あなたの名前が……思い出せないの……?」
影は何も言わず、霧の中に溶けていった。
井戸の上では、noさんが霧の流れを見つめていた。
「……今、etさんの霧が…… 少し、変わりました」
「変わった?」
hr君が眉をひそめる。
「ええ。まるで……“鍵が外れた”ような、そんな感覚です」
「じゃあ、etさんの記憶が……」 svさんが呟いた。
「……あの子、何を見たんだろうな」 ttnが空を仰ぐ。
霧は、まだ深く、静かに揺れていた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!