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4. テストの珍回答 – その発想はなかった
中間テストの日、ネリスはいつも以上に真剣だった。なんとか高得点を取るべく、必死に解答用紙を埋めていく。
しかし、返却された答案には、先生の赤ペンコメントが大量に書かれていた。
「“日本の首都を書きなさい” → 答え:北海道」
「“光合成とは何か説明しなさい” → 答え:太陽が頑張ること」
「“次の漢字の読みを答えなさい(雰囲気)” → 答え:ふいんき(先生の赤字で「違います」)」
答案を見つめながら、ネリスはぼそっと呟いた。
「……俺、もう勉強とかしなくていい?」
鈴は遠い目をしながら、そっと彼の肩を叩くのだった。
ネリスのポンコツな日常は、今日も続く。しかし、そんな彼の周りには、いつも温かい笑いと、優しく見守る友達がいるのだった。