花言葉

(今からあの場所に来て)

「わかった」

君とのLINE

久しぶりなのに素っ気なく終わったね

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「君の為に着飾らないと」

僕は君の色の服に袖を通した

今までタンスに仕舞っていた大切な服

それに袖を通した

「君と逢うならこれだよね」

「あとは靴」

少し厚底の黒色のブーツ

少しでも君と同じ景色が見たかったんだ

「これでいいかな？」

「あ、カバンは、、」

カバンはもう決まっている

これだけは譲れない

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「あの場所へはここを真っ直ぐ」

あれ？こんな所にお花屋さん？

丁度いいや

お花君の為に買おうかな

「すみません」

『はーい』

「この黄色の花束ありますか？」

『これですか、、？』

「はい」

『今お作りしますね』

「ありがとうございます」

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『どうぞ』

「ありがとうございます」

「あの、お代って」

『もうここ閉店なんです』

『だからお代は結構です』

「あ、ありがとうございます」

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(来てくれたんだ)

「君が呼んでくれたから」

(あのね話があるんだ)

「これ」

(これって)

「黄色のスイセンだよ」

「君と居れて良かった」

「じゃあまたね」

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そう言って君は去っていった

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黄色のスイセンの花言葉は

[もう一度愛してほしい、私のもとに帰って]