放課後、すずとの別れ際に相談してみた。
「うち、金の角のカタツムリ探そうと思う。」
「はあ!?ほんまに言っちょるん?」
「うん、まあ見つからんと思うけど…」
「うわうわうわ…あかん…あかんよ絶対!!
今日土砂降りやんか〜!!」
「雨降ってないと意味ないでしょ、」
「急にどうしたんよ〜…昨日の噂に感化されちゃった!?暗いし、警報出てるんよ? 」
まあまあ落ち着いて…とすずを宥めていたら、
『神さん、探し行くんか?』
「うわぁっ、!なんや、うたくんか…
驚かさんといてよね!!」
「…詩くんって本当に金色のカタツムリ見つけたん?」
「うん、やけど、君も行くなら気をつけた方がええ。」
「どうゆうこと?ねえ、ほんまに願いは叶ったん?」
「ほんまに叶ったよ。やけど、カタツムリやからって油断したらいかへんで。カタツムリでも、神様やけんね」
「もうなんかあんたら怖いわあ…もううち帰るからね!忠告したけんね!!!」
行ってしまった。
「軽率な考えで探してはいかへんで。
君には覚悟がなさそうやしね」
「なにそれ、馬鹿にしとる?うちの気も知らんでよくそんな事言えるよな」
「…わかった。覚悟があるんやったら着いてきて」
結構歩いた。来たこと のない少し不気味な竹林に連れてこられた。
「なにここ、ほんまにこんなところにいるん?」
「100%おるとは言い切れん。でも限りなく近いと思う」
「近い?ここで見つけたんちがうん?」
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