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???side
「お姉ちゃん、だぁれ?」
「私?私は─────」
と言いかけたが、
周りを見るといつの間にか真っ暗で
とっくのとうに星が見えていた。
「ごめん!時間ないから帰るね!じゃ!!」
と言って、その女の子に背を向けた。
後ろからは何か言っている女の子の声が
聞こえた気がしたが、
私の耳には入らなかった。
私は急いで家に帰ると
「雨音、おかえり」
と今度はお父さんの声が聞こえた
感じがした。
自分でも感じられないくらい
恋しいのだろうか。
もう高校生なのに。