「あっ、あぅ、うー……っ、い、いた……っ」
「痛いか? やめる?」
とっぷりと濡れた場所を指で探られながら尋ねられ、私は呼吸を乱して首を横に振る。
「やめな……っ、ぃ、で……っ」
「ん」
短く応えた尊さんは、私の太腿に歯を当ててはジワッと噛んでいく。
痛みを与えられるたびに私は腰を浮かせ、脚をガクガク震わせて感じてしまう。
「おかし……っ、の……っ、こんな……っ、痛い事されて気持ちいい……っ、なんてっ」
私は顔を真っ赤にして涙を零し、切れ切れの声で訴える。
「少しずつ開発していこうな。快楽に貪欲になるのはいい事だ」
言いながら尊さんは指の腹で淫芽の裏側を擦りたて、私は両手で口を押さえてくぐもった悲鳴を上げた。
「んーっ!」
肉芽がピンと勃起し、さらなる刺激を欲している。
そこにハァッと熱い息を吐きかけられ、期待してドキドキしていると、尊さんは唇全体で淫芽を包み、チュウッと吸い上げてきた。
「っんあぁあああっ!」
太腿を噛まれて快楽を底上げされた私は、体を胎児のように丸め、絶頂してしまった。
体を弛緩させた私は、ボーッとして心地よさに身を委ねる。
尊さんは私の体をベッドの上にちゃんと寝かせ、洗面所に向かってお湯でタオルを濡らす。
(……あれ……。終わり?)
エッチになると思っていたのに彼が清拭の準備を始め、私は一人で盛ってしまった気持ちになり、恥ずかしくなる。
戻ってきた尊さんが私の秘部を拭こうとしたので、「いい」と真っ赤になって止めた。
「……自分で、する」
「疲れてるだろ」
けれど尊さんはそう言うと、赤ちゃんみたいに私の両脚を抱え上げ、秘部を拭き始めた。
「ううううー……」
色んな意味で情けなくなった私は、枕を抱き締めて顔を埋めた。
最後に尊さんは下着とズボンを穿かせ、ポンと私のお尻を叩く。
(……なんて言えばいいんだろう)
枕を抱き締めたまま恥ずかしさを堪えていると、尊さんは私の体をうつ伏せにし、ふくらはぎを揉み始めた。
「ん、……や、大丈夫ですって」
「今日、沢山歩いただろ」
「尊さんだって同じだけ歩いたのに」
「俺はいいの」
何となく、エッチできなかった事でボタンを一つ掛け違えてしまった感覚になり、私はしょんぼりとして脚を揉まれる。
モヤモヤしたままは嫌だと思った私は、勇気を出して聞いてみる。
「……エッチしたくなかったですか?」
「一晩寝かせて熟成させる」
「え?」
彼の言っている事が分からず、私は尊さんを振り向いた。
尊さんは何かを押し殺した表情で少し顔を紅潮させ、今度は私の足の裏を揉み始めた。それから溜め息をつき、じっとりとした目で私を見てくる。
「……あのなぁ、お前は自分で思ってるより一万倍可愛いんだよ」
「はい?」
目を瞬かせると、尊さんはまるで職人のように足裏を揉みつつ言う。
「今回、朱里と初めての旅行だろ? 旅先で見る彼女っていつもと違う魅力があるんだよ。今日一日、すぐにでもホテルに連れ帰って押し倒したいのを、ずーっと我慢してた。朱里が旅行を楽しみにしてたの知ってたし、直前に嫌な思いをしたのも分かってるから、とにかく楽しんでほしかった。そのためなら自分の性欲なんて二の次だ」
「じゃあ……」
エッチしても良かったのでは?
おずおずと言いかけると、ジロリと睨まれる。
「あのな、いつもの性欲が百二十パーセントとして、今の俺は二百五十パーセントぐらいいってる」
「デフォが振り切ってるじゃないですか。●カウターが破裂しますよ」
「朱里に対してだけな。最近はエロ動画見ても三十パーもいかねぇよ」
「それはそれで、ちょっと心配です」
「あのなぁ……。そこは『私にだけ反応してくれるの?』って喜んでくれよ」
尊さんはガクッと項垂れ、反対の足裏を揉み始める。
「そんな感じで、今の俺は触れたら大爆発な訳。今ここでスイッチオンしたら、朝まで止まんねぇ自信がある」
「……じゃあ、手とか口でしてあげましょうか?」
コメント
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アカリンとの初めて🔰の旅行だから、すごく大切に思っているんだね....✨ ミコティの愛が深くて素敵💖✨ 熟成して、明日は大噴火🌋🌋🌋になるかな....⁉️😘💕💕🤭
ミコティの深い深い愛が溢れてる〜💖
朱里ちゃんが開発されてる~( *´艸`)❤ もう、ミコティ専用モビルスーツみたいな(笑)一緒じゃないとダメな2人だワ😘