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「やっほ、あかり。今日はー、お絵かきしよーよ。お互いの似顔絵を描くの。」
やっほまではわかるのに
いきなりそんな事を言われても…
私イラスト下手だし…
「紙とペンあるよ。あ、あとさ。私、お買い物行きたーい!」
ひまりってすぐコロコロしたいこと変わるなぁ…
たくさんあるのかな…
時間は待ってくれないし、
「な、なんで?」
「暇だからだよ」
うーん…
ひまりは1ヵ月一緒に居てもわからないことばっかりだなぁ…
「とりま、行こ〜!」
「…分かった。」
と言って外に出たものの…
一体何買いたいんだろう
というか絶対
ひまりお金持ってない…
しょうがないけど…
「高いのはやめてね」
「もちろん」
「…夏…終わるね」
私はそんなことを言っていた。
「…うん」
ひまりは悲しそうな顔で頷いていた。
ひまりは、夏が好きって言ってたからだろう。
私も正直、
夏は終わってほしくない。
ずっと続いてほしいな。
と思うけど。
そんな私達の願いは叶わぬまま、
秋になるんだろうな。
今うるさく、鳴いてやまないセミの声も
緑色の葉っぱも。
温かくて、涼しい
風も
近くのコンビニについて入ったあの
涼しさも。
全部。
また変わる。
…気づいたらコンビニについていた。
「涼し〜!」
ひまりがそう言っていた。
確かに涼しくて、ひんやりしていて
夏にはもってこいだ。
「あ、そう。これ!」
そう言って渡してきたのは
アイスだ。
何処にでも売ってるような
ただのアイス。
「…これで、いいの?」
「うん、これがいいの。」
ひまりはそう言っていて、
私はこれでいいんだ。
と思っていた。
そう言えば、ひまりは前
アイス食べてない。
と言っていただろうか、
きっとだから食べたくなったんだろうな。
私の分も買って、
アイス2つを買い終えた。
ひまりはニコニコで
『ありがとう!!』
と言っていた。
こっちまで
嬉しくなった。
あっと言う間に病室についた。
「よし、アイス食べながら似顔絵かこう!」
「…だからなんで似顔絵…」
「まぁまぁいいから。さぁ、スタートだよ!」
ひまりはそう言ってペンを持って、紙に描き始めた。
私はひまりをかいて…
ひまりは私を描くのか…
私やっぱお絵かき苦手だから…
でも
ひまりは
ニコニコで描いている。
…なんだか描かないのは申し訳ないと思った。
自分の本気をだして描こうと思った。
ペンを持ったが
震えてしまった。
一度落としてしまったが、
再び持ち、
今度はしっかり握って
もう離さないと決意した。
10分ぐらい経った頃…
ひまりが大きな声で
「出来た!」
と言った。
ちょうど私も出来ていた…
それで、お互いのを交換して、見せ合うことになった。
「なにこれ〜!」
ひまりがそう言った。
「私ってこんな顔してるの!?笑笑」
とお腹を抱え、笑っていた。
それは遠回しに下手と言っているんだろうと思ったけど
私も笑ってしまった。
「…ひまり…下手だよ。」
私も言い返すように言った。
なんと言うかひまりが描いた私は
明るくて元気そうだった。
私とは違う。
感じだったから下手と言った。
「笑…でもあかりはいずれこんな感じになるよー!というか、私にはこうみえるし。」
「…だといいけど。」
今とは正反対な女の子が出てきて
びっくりしていたけど
内心…嬉しかった。
いずれ…こうなりたいと思った。
「あ、そうそう。これ、タイムカプセルに入れよ。あと日記も書いてきたよ」
ひまりはそう言った。
タイムカプセルに入れて、日記を取り出した
ーーーー
あかりへー!
お返事ありがとうー!!!
暇だぁぁぁ!\(^o^)/
今度、遊ぼーね
あと私将来の夢出来たよお
私頭悪いからなれないけど
医者になりたいよドヤ
だってさカッコいいし〜笑
じゃ、また今度遊ぼーね!
ーーーー
やっぱ、
感想だなぁ…
「…医者になりたいんだ。」
私はそう言った。
驚いたから。
「まぁ一応。あぁぁ!まってアイス!すっかり忘れてたよ!」
あ、やばい。
完全に忘れてた。
「…溶けてる…」
「…溶けてる…」
二人揃って言った。
始めて、シンクロしたと思う…
「アイス溶けちゃったね…」
「で、でも、溶けきっては無いから…、まだ食べれる…から」
「だ、だよね!」
そう言って溶けていた、アイスを食べた。
「溶けてても、美味しいね!」
「…うん」
溶けていても
美味しければいいかも…
食べ終えて、私はボーとした。
日も少し落ちてきて
1日の終りを感じてきた。
もうすぐ夏休みも終わりだ…
勉強やばいし…
ひまりとは会えなくなるなぁ。
「交換日記…次はあかりの番だよ!」
「…?うん」
交換日記…
いつまで続くのかなぁ。
やっぱり楽しいや
あ、もう5時半…
そろそろ帰って 家の家事やらないと。
「…もう、私帰るね。」
「分かった。」
そう言ってここを
出ようとドアを開けた。
「バイバイ!」
ひまりはそう言っていた。
「またね」
私は
そう
返した。
ここを出て。
夏の空気を吸って。
また新しい空気が
近付いていて。
夏は待ってくれないけど
私の中で
居る気がする。