ある日、転校生が来ると騒いでたからどんな子が来るんだろってルンルンだった。男子の中で一番仲良い陸斗と奏美と一緒にどんな子が来て欲しいかという話題で持ち切りだった。
「どこのクラス来るのかな?もしかして、、ここのクラスとか?!」
「なわけねぇだろ、ここ他のクラスと比べたら多い方だろ?」
「もしかしたらだけどあるかもよ?」
「低確率だな。ガチャと同じだ。」
「はいでた、陸斗のソシャゲあるある。」
「言うて雫もやっとるだろ。」
「アハハ。」
そんなこんなで話の一区切りが着いたので違う話に変えた。変えたと言ってもゲームの話。いつもこの2人とゲームしてる。4人だったらできるゲーム増えるのに。と思いながら先生が教室に来たから席に座った。
「転校生が来たこともう噂になってますよね?その転校生ここのクラスになります。仲良くしてくださいね。」
え?ここのクラス?ここ、ほかのクラスに比べて多い方なのに?不思議なこともあるんだなと思いどんな子かワクワクしてると。イケメンよりの男子だった。
「自己紹介してね。」
「長岐目 叶芽(ながきめ かなめ)といいます。よろしく。」
「仲良くしてくださいね。」
か、、かなめ?え?同じ名前の子、?こんな偶然あるんだね。なんか、叶芽って男子めっちゃこっちみてくる、、、。きまづい、、。
私の隣席が空いていた。必然的にそこに転校生がくる。きまづい。なんて話しかけよう。そう考えていると朝のホームルームは終わっていた。隣に転校生が座っていた。こっちをみて、話しかけるタイミングを伺っているようだった。色々気になる私は話しかけた。
「あの、、どこから来たの?初めましてだよ、、ね?」
「え?僕のこと覚えてくれてないの?約束までしたのに?まじかぁ。えっと、少し遠いところからきたんだ。」
ん?覚えてないの?え?まじで幼稚園のときいた叶芽ちゃん?え?
私は明らかに混乱していた。
「おっ。、、もしかしてその反応、、覚えててくれてたやつ?まじで?嬉しぃ、、。」
「え?まって、女の子じゃないの?だって叶芽ちゃんでしょ?」
「あっ、、昔女の子並に髪伸ばしてたから勘違いされたか。僕男だよ。」
たしかに。昔から僕と言っていた。どこかの謎が溶けたような気がする。叶芽と話していると陸斗たちが来た。
「よぉ!もしかして、雫こいつの知り合い?」
「知り合いっていうか、、昔憧れだった可愛い子?」
「昔女の子と雫ちゃんに勘違いされてた叶芽と申します!永遠に根に持つから覚悟しろよ?雫」
一瞬ゾワっとした。叶芽ちゃんいや。叶芽がこんな時に来るなんて。。。神様があの約束を叶えてくれたのかな。。
家に帰ると叶芽がいた。
「え?なんでいるの?!」
「あら?叶芽ちゃんから聞いてなかった?叶芽ちゃんの両親海外に行くらしいから叶芽ちゃんをよろしくって言われたの。これからも一緒ね!良かったわね!」
「これからもよろしくね!雫」
訳が分からない。理解が追いつかない。
「よ、、よろしく、?」
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