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#TL
瀬名 紫陽花
14,533
#BL
多 動 症 .
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翌朝
ゆっくりと意識が浮上し、パチリと目を開けると、そこには見覚えのある
だけど自分の部屋とは違う清潔な天井が広がっていた。
(あれ…っ、ここって……)
肌に触れるのはふかふかの高級な羽毛布団。
そして、自分の身体には見慣れないふわふわとした真っ白なバスローブが優しく着せられていた。
(昨日…そうだ、私、ついに叶人くんとえっちしちゃったんだ……っ!)
昨夜の、あの熱くて、甘くて
脳が溶けてしまいそうだった濃密な記憶が濁流のように脳裏に蘇る。
恥ずかしさで身悶えしながら上半身を起こそうとした、その時だった。
すぐ隣から、すーすーと規則正しい寝息が聞こえてくることに気がついた。
同じくバスローブを身にまとった叶人くんが、すぐ傍で眠っている。
「……っ!?」
あまりにも近すぎる距離感に、ウサギのように心臓が跳ね上がり、全身がカチコチに強張ってしまった。
シーツから覗く彼の男らしい腹筋が微かに見えていて、切れ込んだ鎖骨のラインが信じられないくらい格好いい。
この完璧な男性に、私は昨日
あんな隅々まで愛撫されて、抱かれたんだ――。
そう思い返すだけでも、顔から火が出そうなほど恥ずかしくて死んでしまいそうになる。
(しかも、私が寝落ちしたあと、ちゃんと身体の後処理までしてくれて…バスローブまで着せてくれたんだ……)
至れり尽くせりな彼の優しさと大人の余裕に、改めて心の底から感謝を噛み締めていると
不意に、彼の長い腕がこちらにすっと伸びてきた。
「ひゃっ!?」
気づいた時には、再び彼の逞しい胸の中へと身体を引き寄せられていた。
「さっちゃん……おはよ」
寝起き特有の、低く掠れた色っぽい声で名前を呼ばれ、ドクンと心臓が大きな音を立てる。
(だめ、かっこよすぎて死んじゃう……っ)
「お、おひゃよう……っ!」
緊張のあまり思い切り噛んでしまった私を、彼は愛おしそうに見つめた。
「ふふ……よく眠れた?」
「う、うん……っ!あの、叶人くんの方こそ、大丈夫だった?私、せっかく抱いてもらってるのに、気持ちよすぎて先に寝ちゃったみたいだったから……」
「俺は全然平気だよ。むしろ、さっちゃんの無防備な寝顔を見てたら、すごく癒されちゃったし」
「なっ…は、恥ずかしいから言わないで……っ!」
「昨日の夜は、あんなに恥ずかしいところを全部俺に見せてくれたのにね?」
耳元で低く囁かれた瞬間
ボッ!と頭の芯が沸騰したかのように熱くなった。